2013年2月2日土曜日

[VOCALOID Editor for CUBASE] ボーカロイドをMIDIキーボードで入力する

How to input VOCALOID notes with MIDI keyboards
はじめに
前回のブログ「VOCALOID Editor for CUBASE で何が変わるか?」はたくさんの方にご覧頂きました。誠にありがとうございます。
残念ながら誤解を与える内容があったため公開後に一部修正させていただきました。
至らない点があったことをお詫び申し上げます。

ここから本題

VOCALOID3 Editorではミュージカルウィンドウ左側の鍵盤をクリックすると少し間を置いて「あ」と発音してくれます。
ところがVOCALOID Editor for CUBASEではキーエディターのピアノキーボードをクリックしても発音してくれなくまってしまいました
MIDIキーボードを弾いても発音してくれません
ボカキュー Ver.1.1.0からピアノキーボードのクリックや、MIDIキーボードの入力で発音するようになりました
http://www.vocaloid.com/news/products/vocaloid_editor_for_cubase_ver110.html
(2014年1月16日追記)
理由は不明ですが、勝手に推測させていただくと「ボーカロイドはMIDIのノートオンより早く発音する仕様」のためだと思います。

マイクロソフト・Windows Developer Days 2012 で公開されている資料が参考になります。
Windows 8 と Azure で更に広がる VOCALOID の世界
http://channel9.msdn.com/Events/Windows-Developer-Days/Windows-Developer-Days-2012/SP-011
リンク先のDownload: Slides をクリックするとダウンロードできる資料の「タイミングの合わせこみ」に詳しく書かれています。

VOCALOIDには「待機時間」や「プリセンドタイム」という設定項目があります。
この設定に基づきMIDIシーケンスを先読みし発音のタイミングを合わせていると思われます。
MIDIキーボードを弾いたタイミングで発音したのでは遅すぎるということです。

とは言え音を聞きながらリアルタイム入力やステップ入力をしたいのが本音です。

ボーカロイドの音声を別の音色で代替してMIDIキーボードで入力する方法を考えてみました。
このブログを書いている時点では次の環境で使用しています。
・Windows8 64bit
・CUBASE7.0.1 64bit
・VOLCAOID Editor for CUBASE 1.0.1.22 64bit
各アプリケーションやMIDIキーボードやバーチャルキーボードが正常にセットアップされているものとします。

CUBASEのバーチャルキーボードでもOKです。

1.
デバイス - VSTインストゥルメント を開きます。

2.
VSTインストゥルメントにVOCALOID inst をマウントします。
「プラグインを割り当てたMIDIトラックを作成しますか?」は「作成」をクリックします。

3.
VSTインストゥルメントにHALion Socnic SE もマウントします。
HALion Sonic SEの音色を選択します。[GM 041] Violinにしました。
ここまでの手順で下の画像のようになっているはずです。
4.
プロジェクトウィンドウに「VOCALOID Inst x」というトラックができているはずなので選択し、インスペクターの「MIDI センド」をクリックします。
※「MIDI センド」が表示されない場合はインスペクターを右クリックして設定を開き、表示する項目に「MIDI センド」を追加してください。
※インストゥルメントトラックには「MIDI センド」はありません。

5.
「MIDI センド」の1行目の左上にある電源マークをクリックして青くし、「未接続」の項目をクリックしてHALion Sonic SEを選択します。
これで「VOCALOID Inst x」のトラックを選択してMIDIキーボードを弾くと、バイオリンの音が再生されます。
ステップ入力でもリアルタイム入力でも音を聞きながらVOCALOIDのMIDIシーケンスを入力することができます。

ただし、再生するときもVOCALOIDと一緒にバイオリンの音も鳴ってしまいます
録音しないときはHALion Sonic SEのトラックをミュートします。
「m」のボタンのクリックすると黄色くなり音が鳴らなくなります。

VOCALOID Editor for CUBASE のマニュアルはインストゥルメント トラックを使う方法が紹介されています。
VSTインストゥルメント トラックはMIDIセンド機能が使えないためVSTインストゥルメントとMIDIトラックを使う方法を紹介させていただきました。


サンプラーにボーカロイドの歌声を割り当てる方法

上の手順では手っ取り早く音を出すためバイオリンの音色を使いました。
VOCALOIDのサンプリングをGroove Agent Oneに割り当てるとMIDIキーボードでVOCALOIDの声を再生すことができます
ただしGroove Agent OneにVOCALOIDの「タイミングの合せ込み」機能や「ピッチと音色を合せて滑らかに接続」する機能はありません。
下の画像は初音ミクの1オクターブ分(C3~C4)の「あ[a]」をサンプルエディターでスライスしてGroove Agent Oneに割り当ててみた様子です。
Groove Agent Oneは複数のスライスがドロップされると一つずつパッドに割り当ててくれるので便利です。
※サンプルエディターの操作方法はオペレーションマニュアルに、Groove Agent Oneの操作方法はプラグインリファレンスに記載されてます。
C1~C5の4オクターブ分くらい用意すれば実用的だと思います。


ベロシティの固定

インプットトランスフォーマーを下のように設定するとMIDIキーボードを弾く強さにかかわらずベロシティ64で打ち込みできます
ファイルター対象 タイプ
条件 等しい
パラメーター1 ノート
実行対象 値2
操作 値を固定
パラメーター1 64

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以上、参考になれば幸いです。

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