2018年10月13日土曜日

Eclipse の Android Project を Android Studio にインポートしてビルドする方法

How to import Eclipse projects to Android Studio

Google Play の2018年11月のアップデートで Target SDK が 26 以上(Android 4.0 以上) のアプリでなければ公開できない制限が設けられました。
当ブログの著者が公開していたアプリは Android 1.6 以上のものが多く、制限を受けることになるためアップデートに対応することにしました。
当時は Eclipse で開発しましたが、現在は Eclipse Android デベロッパーツールのサポートが終了しているため Android Studio にインポートしてビルドしました。
Eclipse で開発したプロジェクトを Android Studio にインポートしてから APK ファイルを作成するまでに必要だった手順をまとめました。


環境

  • Windows 10
  • Android Studio 3.1.4


Eclipse のプロジェクトをインポートする

Android Studio を起動します。下のような画面ではなければメニューの
File - Close project
をクリックすると下のような画面になります。
blog.fujiu.jp Eclipse の Android Project を Android Studio にインポートしてビルドする方法

右側の下の方にある Import Project をクリックし、Eclipse のワークスペースからインポートしたいプロジェクトのパスを指定します。
インポートできるプロジェクトは一度の操作に一つですが、 別の Eclipse プロジェクト(Facebook Android SDK など)を参照している場合は一緒にインポートしてくれました。


インポートしたプロジェクトを修正する

この後いろいろなエラーが発生するのですが、そのうちの半分くらいはクリックするだけで解決しました。

たとえば下のようなエラーは「Add Google Maven repository and sync project」クリックするとインストールが必要なビルドツールのインストールができます。

下のようなエラーでは「Install build tools ・・・」をクリックします。

Install missing platform(s) and sync project
というエラーもクリックで解決しました。

gradle.build や AndroidManifests.xml のエラーは下のように電球のアイコンをクリックすると解決策が表示されることがあります。

クリックだけで解決したエラーは以下省略します。


build.gradle を手直しする

gradle.build の
Configuration 'compile' is obsolete and has been replaced with 'implementation' and 'api'.
というエラーはクリックで解決しないので compile を implementation に書き換えます。

必須ではありませんが、android {} の中に次のオプションを追加しました。



AndroidManifests.xml を手直しする

Eclipse では SDK のバージョンを AndroidManifests.xml で指定していました。
Android Stuio では SDK のバージョンを build.gradle で指定するのですが、今回は次のように設定を変更しました。

manifest 要素に次の属性を追加する


uses-sdk 要素を次のように書き換える




C/C++ コード (JNI) を含む場合は SDK Tools の追加インストールと Android.mk の設定をする

インポートしたプロジェクトには C/C++ のソースコードを含んでいるものもありました。
Eclipse で開発していたときは手動で ndk-build コマンドを毎回実行していましたが Android Studio ではビルドするための設定が必要でした。
メニューの
Tools - SDK Manager
を開いて
Appearance & Behavior > System Settings > Android SDK
の SDK Tools の次の3つの項目にチェックを入れます。

LLDB
CMake
NDK

上のチェックを入れ終わったら Project ビューの C/C++ のソースを含むプロジェクトを右クリックして
Link C++ Project with Gradle
をクリックします。

Build System を ndk-build にして Android.mk ファイルのパスを指定します。


Project Structures を手直しする

このまま署名済み APK ファイルを作成すると

Gradle DSL method not found: 'storeFile()'

というエラーが起きるため、Project Structures を次の通りに設定する必要がありました。
左の一覧からアプリケーションを選択します。モジュールライブラリーなどがある場合はすべて下の設定が必要です。 て Signing タブで設定を追加します。
下の画像では config という名前で追加しています。
keystore ファイルの指定とエイリアス名・パスワード

Flavors タブで Sigining Config を上で追加した config に設定します。

Build Types タブの Relese の Signing Config を追加した config に設定します。


その他のエラーと解決した対処方法

Cannot fit requested classes in a single dex file. Try supplying a main-dex list.

build.gradle の dependencies {} の中に

を追加して

build.gradle の defaultConfig {} の中に
を追加したら解決しました。

Program type already present ・・・.BuildConfig

Unity 3D でビルドしをプロジェクトを継承したプロジェクトで起きました。
今回は別の方法で対処しましたが、StackOverFlowなどによるとライブラリーモジュールのパッケージ名とアプリケーションとは別のパッケージ名に設定すると回避出来るとのことです。

メニューの
Build -> Generate Signed Bundle / APK
を実行して APK ファイルが生成出来れば完成です。


関連ブログ

Android Studioを使ってみました
[Unity3D] Unity のプロジェクトをAndroid Studio にインポートする方法
[Android Studio] Xamarin で実行可能な jar (Javaライブラリー) の作り方


2018年10月6日土曜日

Mtk Fujiu.jp の Android アプリについてのご案内

Android applications maitenance update

Google Play の2018年11月のアップデートへの対応のため以下のアプリケーションをバージョンアップしました。
  • ザ・数唱 / Digit Span PLAY バージョン 1.04
  • Shuffle! V バージョン 1.03
  • Eye元気!2 / Vigorous eyes!2 バージョン 1.08
  • Calcu100 バージョン 1.03
  • SL コマンド for Android バージョン 1.03
※ 内容の変更はありません。
※ 古い Android 端末ではバージョンアップできない可能性があります。以前のバージョンがインストールされている場合はそのままお使いいただけます。


以下のアプリケーションは2018年10月31日に公開を終了します。
  • Net Trouble Help
  • Wi-Fi sync Screen

アプリケーションはこちらからダウンロード出来ます。
https://play.google.com/store/apps/developer?id=Mtk

たくさんのコミュニティのおかげで開発を続けられたことに深く感謝いたします。
今後も Mtk Fujiu.jp のアプリをよろしくお願いします。

2018年9月29日土曜日

VEGAS Pro 16 付属の MAGIX essentialFX Suite は別のソフトで使えるか

MAGIX essentialFX Suite bundling with VEGASPro is not usable with CUBASE

ソースネクストで購入したしている動画編集ソフト VEGAS Pro 16 はオーディオエフェクトプラグインの MAGIX essentialFX Suite (以下 essentialFX)が付属していました。
$199.00相当なので安売り中の VEGAS Pro 16 の方が安いことになります。
この essentialFXessentialFX が CUBASE で使えるか試してみました。
blog.fujiu.jp VEGAS Pro 16 付属の MAGIX essentialFX Suite は別のソフトで使えるか


環境

  • Windows 10
  • CUBASE Pro 9


CUBASE で使えるように設定する方法

essentialFX のプログラムファイルは次のパスにインストールされていました。

C:\Program Files\VEGAS\VEGAS Pro 16.0\MAGIX Plugins\essentialFX\x64

CUBASE のメニューの
デバイス- プラグインマネージャー
を開いて「VST2 プラグインパスの設定」で上のパスを追加します。
「VST2 プラグインパスの設定」が表示されていない場合は左下の歯車をクリックすると表示されます。

パスを追加したら「すべてのプラグインフォルダを再スキャン」をクリックします。

これで essentialFX をインサートできるようになりました。


CUBASE で使ってみた結果

オーディオトラックに essentialFX の Reverb をインサートしてみました。

しかし全くリバーブの効果がありません。さらに一定時間が経つとパラメーターがすべて初期状態に戻ってしまいます。
VEGAS Pro 以外では動作しないように制限がかけられているように思われます。


サポートに問い合わせた結果

essentialFX が期待する動作をしないため、VEGAS Pro 以外では動作しない制限をかけているのではないかとサポートに問い合わせました。
その結果、誠実な回答をいただき「動作保証の対象はバンドル対象のソフトウェアのみ」とのことでした。
制限の有無については触れられていなかったので VEGAS Pro 以外で動作させる方法があるかは不明です。
$199.00 の製品版と別物なのか、アクティベーションによるものなのかも不明です。


個人的な結論

essentialFX の内容はダイナミクス系・モジュレーション系・リバーブ・ディレイです。
有償の DAW なら必ず揃っているエフェクトばかりなので CUBASE で使う必要性はないです。
VEGAS Pro 16 とそれ以外のソフトで共通のオーディオエフェクトを使えるようにしたいなら他社類似品の EZ-MIX2 や Waves Gold などの安売りを狙えば $199.00 より安く購入できると思います。


関連ブログ

[動画編集] VEGAS Pro 16 でモーショントラッキングする方法
動画編集ソフト VEGAS Pro 16 の無料体験版を使う方法
[オーディオ編集] 無料の MS EQ COMP で M/S 処理する方法
[オーディオ編集] Oculus Spatializer で立体音響を再現する方法
[動画編集] Movie Studio 13 でVSTプラグインを使ってみました (EZ-MIX2)


2018年9月22日土曜日

[VEGAS Pro 16] モーショントラッキングした位置に画像や動画を合成する方法

How to copymotion tracking to pictures / video clips

過去のブログ
[動画編集] VEGAS Pro 16 でモーショントラッキングする方法
でモーショントラッキングした位置にエフェクトや文字の位置を合成することができました。
画像や動画もモーショントラッキングした位置に合成することができたのでその方法をまとめました。
blog.fujiu.jp [VEGAS Pro 16] モーショントラッキングした位置に画像や動画を合成する方法


環境

  • Windows 10
  • VEGAS Pro 16


VEGAS Pro にスクリプトを追加する

Copy Motion Track to PiP スクリプトを下記 URL からダウンロードします。
https://www.vegascreativesoftware.info/us/proxy/273f3237a9c8d528959e/?link=https%3A//extern.magix.com/pdl/download%3Fid%3D9ht0eg7dlxh3td80udx3p5l49%26Password%3DykQ07i4R

VEGAS Pro 16 を終了し、ダウンロードした圧縮ファイルを展開し、
Copy Motion Track to PiP.cs

C:\Program Files\VEGAS\VEGAS Pro 16.0\Script Menu
にコピーします。

VEGAS Pro 16 を起動してメニューの
ツール - スクリプトの作成
に Copy Motion Track to PiP が追加されれば設定完了です。


トラッキングしたい映像をトラッキングする

過去のブログ
[動画編集] VEGAS Pro 16 でモーショントラッキングする方法
の手順で
C:\ProgramData\VEGAS\VEGAS Pro\16.0\SampleProject\Vegas_Pro_Clip12.mp4
の動画の船をトラッキングしました。


トラッキングした位置を画像や動画のイベントに割り当てる

新しいビデオトラックを追加して合成したい画像イベントを追加します。今回は背景が透過の PNG フォーマットの画像を用意しました。

モーションを割り当てたい画像イベントにビデオ FX の「ピクチャ・イン・ピクチャ」をドラッグ&ドロップします。

選択ツールでモーショントラッキングしたイベントと、モーションを割り当てたいイベントを両方選択します。
(Shift キーを押しながら動画イベントをクリックして画像イベントをクリックしたら Shift キーを放す操作でも両方選択できます)
メニューの
ツール - スクリプトの作成 - Copy Motion Track to PiP
をクリックします。
に Copy Motion Track to PiP が追加されれば設定完了です。

再生して画像がトラッキングした通りに移動すれば成功です。

フリーの動画素材にクロマキーヤーとピクチャ・イン・ピクチャを設定してモーションを割り当ててみました。
実際に撮影できない映像が簡単に合成できました。


関連ブログ

[動画編集] VEGAS Pro 16 でモーショントラッキングする方法
[動画編集] VegasPro / MovieStudio で水玉模様の切り抜きをする方法
[オーディオ編集] 無料の MS EQ COMP で M/S 処理する方法
[オーディオ編集] Oculus Spatializer で立体音響を再現する方法


2018年9月15日土曜日

[動画編集] VEGAS Pro 16 でモーショントラッキングする方法

Motion tracking method in VEGAS Pro 16

動画編集ソフト VEGAS Pro 16 は Bezier masking というビデオエフェクトが追加されモーショントラッキングに似たことが出来るようになりました。
Bezier masking を使うと動画の一部を追跡してにモザイクをかけたり文字を載せるようなことができます。
実際に Bezier masking でトラッキングしてみたのでその方法をまとめました。
blog.fujiu.jp [動画編集] VEGAS Pro 16 でモーショントラッキングする方法


環境

  • Windows 10
  • VEGAS Pro 16 体験版


トラックモーションとモーショントラッキングの違い

VEGAS Pro は旧バージョンから「トラックモーション」という機能があります。が
トラックモーションとモーショントラッキングは言葉が似ていますが異なる機能です。
「トラックモーション」はビデオトラックの位置・大きさ・角度をアニメーションさせる機能です。
「モーショントラッキング」は動画に写っている対象物の位置をキーフレームに記録する機能です。


動画の一部をトラッキングする方法

素材は VEGAS Pro と一緒にインストールされる
C:\ProgramData\VEGAS\VEGAS Pro\16.0\SampleProject\Vegas_Pro_Clip12.mp4
の動画ファイルを利用しました。
この動画の始めに右下に写っている船をトラッキングします。

Video FX の「Bezier masking」をビデオトラックのビデオクリップにドラッグ&ドロップします。

Video Event FX ウィンドウが開き、Video Preview ウィンドウにマスクが現れます。
Video Event FX ウィンドウの「Mask1」を開いてパラメーターを調整するか、Video Preview ウィンドウでトラッキングしたい範囲を指定します。
今回は矩形で範囲指定しましたが、円形やダイヤ型でも範囲指定出来ます。

Tracking の折りたたみを開くと Start ボタンがあるのでクリックするとトラッキングが開始します。

これで、再生するとトラッキングした部分だけが表示されるようになりました。


トラッキングした場所にモザイクをかける方法

上の操作で Start ボタンをクリックした後に次の操作をします。

トラッキングをかけたビデオクリップに、Video FX のPixlate をドラッグ&ドロップします。

モザイクの大きさは Video Event FX ウィンドウで調整します。
モザイクをかけたビデオとラックの下にビデオトラックを追加し、元の動画を追加します。

これでトラッキングをかけた場所だけモザイクをかけた動画が出来ました。

モザイクを解除して背景のカラーバランスを変えてみました。


トラッキングした位置に文字を表示する方法

上の操作で Start ボタンをクリックした後に次の操作をします。

Video Event FX ウィンドウで Bezier masking の General Options の Mask FX にチェックを入れます。

Video Event FX ウィンドウの Bezier masking を開いたままメニューの
Tools - Scripting - Add Text To Motion Track
をクリックします。

文字の位置を指定して OK をクリックします。
この画面ではプレビュー出来ないので後で微調整します。

ビデオトラックが追加され、トラッキング設定済みの文字が追加されました。

微調整の結果、Add Text To Motion Track をやり直して Y 方向に +0.2 を指定しました。
文字を編集して完成です。



トラッキングのオプション

Bezier masking のオプションに Precision と Mode の項目があります。
詳細は不明ですが、文字通りなら精度を上げたり位置だけではなく角度や大きさの変化もトラッキング出来るようです。


関連ブログ

動画編集ソフト VEGAS Pro 16 の無料体験版を使う方法
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2018年9月9日日曜日

動画編集ソフト VEGAS Pro 16 の無料体験版を使う方法

How to get Vegas Pro 16 Trial version

2018年8月、動画編集ソフト VEGAS Pro の最新版が発表されました。
VEGAS Pro はステレオスコピックによる立体視動画の書き出しができたり、オーディオトラックに VST エフェクトプラグインがインサートできたり、MIDI コントローラーで操作出来るなどの特徴があります。
最新の VEGAS Pro 16 が自分の PC で動作するか確かめるために無料体験版を使ってみたのでその方法をまとめました。
blog.fujiu.jp 動画編集ソフト VEGAS Pro 16 の無料体験版を使う方法


環境

  • Windows 10


体験版をダウンロードする方法

体験版は、サブスクリプション制の VEGAS Pro 365 を除く
VEGAS Pro Edit
VEGAS Pro
VEGAS Pro Suite
の3種類がありますがプラグインとバンドルソフトの有無を除くと共通のようです。
今回はプラグインとバンドルソフトが付属しない VEGAS Pro Edit の体験版をダウンロードしました。

https://www.vegascreativesoftware.com/us/vegas-pro-suite/
から VEGAS Pro Edit のページへ移動し、 Free trial をクリックし Start download をクリックします。

次のページで 私はロボットではありません をクリックして Start Download をクリックするとダウンロード出来ました。


体験版をインストールする方法

ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストールが開始します。

日本語はないので English を選びます。

作曲用ソフトの Music Maker やスマートフォンとPCを連携させると思われる MAGIX Connect もインストール出来ますが、今回は VEGAS Pro 16 のみをインストールしました。

英語を選択しました。


インストールが済んだら VEGAS Pro 16 を起動し Start trial version をクリックします。

Resister now をクリックします。

ブラウザーが起動するので MAGIX にユーザー登録が済んでいなければ登録します。
ログインして進むと VEGAS Pro 16 体験版用のアクティベーションコードを発行するとメールで届きました。

アクティベーションコードを入力すると体験版が 30 日間無料で使えます。



マニュアルを入手する方法

このブログを書いている時点では日本語マニュアルは公開されていないようです。
英語のマニュアルが公式サイトからダウンロード出来ます。
https://www.vegascreativesoftware.com/us/downloads/


体験版を使ってみた結果

旧バージョンの VEGAS Pro を使用している PC にインストールしてみましたが、正常に動作しました。
新バージョンの目玉機能としていわゆる「モーショントラッキング」が追加されているようです。


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[動画編集] Vegas Pro 15 の無料体験版を使う方法
[オーディオ編集] Oculus Spatializer で立体音響を再現する方法
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