2012年6月30日土曜日

[BIOS] 起動しなくなったHP ProLiant ML115 G5が直った

HP ProLiant ML115 G5 dose not boot
過去にHP ProLiant ML115 G5にメモリーを増設したらメモリーを増設したら起動しなくなったということがありました。

その後もオーディオインターフェイスを増設したりCPUを交換したりするうちに、電源を入れても画面が真っ暗なまま起動しないことが多くなりました。
何度か電源を入れ直せば起動するので故障ではないようです。
起動した後も、ごく稀にIRQL_NOT_LESS_OR_EQUALというブルースクリーンが表示され再起動することもあります。

いろいろ試した結果、メインボード(マザーボード)のClear CMOS(SW2)ボタンを押したら安定て起動するようになりました
ただし、Clear Clear CMOSボタンはBIOSの設定が全て初期化されます
カレンダーと時計と累計起動時間が初期化され、BIOSに記録されているログまで消去されます。カレンダーは遙か昔の日付になってしまいました。
Clear CMOSボタンを押す前はBIOSの設定内容を全てメモしておくことをおすすめします。
押す必要があるかどうかはハードウェアの故障やデバイスドライバーの不具合など、他の原因と切り分けて判断するべきです。

また、今まではMemory Channel ModeをCombinedにしなければ起動しませんでしたが、COMSボタンを押した後はIndependent の設定でも安定して起動するようになりました。
ただし、Independent に設定してもWindowsエクスペリエンスの評価は変わりませんでした。

以上、参考になれば幸いです。

2012年6月23日土曜日

[PlasStation Mobile] オーディオファイルを再生するには

How to correct the FileNotFoundException of audio files

オーディオデータを再生するためのサンプルアプリです。
ソリューションにwavフォーマットのオーディオファイルを追加します。
今回は「audio.wav」というファイルを追加しました。

このオーディオファイルを再生するだけのソースを書きます。
AppMain.cs
このままビルドして実行するとエラーが起きます。
System.IO.FileNotFoundException has been thrown
追加したオーディをファイルを右クリックして[ビルドアクション]-[コンテンツ]に設定します。
これでオーディオが再生できるようになりました。
ソリューションに複数のオーディオファイルを追加した場合は、それぞれのファイルを[ビルドアクション]-[コンテンツ]に設定する必要があります。
(画像データは追加するとビルドアクションが自動でコンテンツに設定されます)

ここまではSDKドキュメントに書いてあることです。
しかし、この手順通りに操作してもどうしてもオーディオを再生できないケースがありました。

SoundPlayer は、アシッダイズ(テンポ情報を埋め込んだwavファイル)はサポート外のようです。
アシッダイズのオーディオファイルを再生した場合もSystem.NotSupportedExceptionが起きます。

DAWでオーディオファイルを管理している開発者は特にご注意ください。DAWで扱うオーディオファイルはテンポ情報を埋め込んだ方が便利ですからね。
市販のオーディオ素材にもアシッダイズされたものがあるのでご注意ください。
Windows Media Playerで再生できるのにPS Suite SDKでSystem.NotSupportedExceptionが起きる場合は、アシッダイズされたオーディオファイルかもしれません。

Androidでオーディオデータを再生させるときの注意点も公開しています。
[Android] SoundPoolのオーディオ再生ミスをなくす

以上、参考になれば幸いです。

2012年6月16日土曜日

[Application] Eye元気!が 最新スマートフォンベストアプ に掲載されました

Eye元気!が
手順でわかる! 最新スマートフォンベストアプリ Android 4.0/2.3対応
インプレスジャパン・株式会社エディポック 著 1,050円
http://www.impressjapan.jp/books/3223
に掲載されました。

Android端末の使い方から、アプリの使い方までがわかる、インストールしたあとも読みつづけられる1冊」です。

先ほど買ってきましたが、全面カラーでアプリごとの操作がわかりやすく説明されています。
知ってトクするTipsも充実しています。
是非手元に置いておきたい一冊です。

Eye元気!はこちらからダウンロードできます。
目のストレッチアプリ Eye元気!/Vigorous eyes!


[VOCALOID] VSTプラグインでVOCALLIDの声を聞きやすくする

How to raise the voices of VOCALOID #2

以前のブログ
[VOCALOID] VOCALOIDの声を大きくして聞きやすくする
ではVOCALOIDの音声データをWaveファイルに書き出して加工する方法で音量を揃えました。

VOCALOID3 EditorではVSTホスト機能が追加されたのでもっと簡単な操作方法で音量を揃えることができます。

VSTで音量を持ち上げるために、無料のVSTプラグインを使います。
たくさんあるのですが、今回は「W1 Limitter」を使ってみました。

1.
http://www.yohng.com/software/w1limit.html
このリンク先から w1limiter.zip をダウンロードして解凍します。
ダウンロードしたを解凍して
George Yohng's W1 Limiter.dll
というファイルを
C:\Program Files (x86)\VOCALOID3\VSTPlugins
に保存します。

2.
VOCALOID3 Editorを起動して、ミキサーを操作します。
音量を揃えたいトラックの「vst1」の下の横向きの三角の部分をクリックするとW1 Limitterがインサートできます。


3.
フェーダーを操作して音量を揃えます。
ミキサーの赤ランプがつかない程度にThresholdを下げます。
上の画像は極端に設定した例です。
(Treshold= -30dB、Ceilling= -5.0dB)
VOCALOID3 Editorのミキサーは-5dBを超えるとクリッピングするようなので、Ceillingは-5dB以下に設定してください。この件は誤解がありました。※1
これで音量を揃えることができました。
VOCALOID3 Editorだけで完結できるので手っ取り早いです。

クリッピングさせないように-5dBより音量を大きくしたい場合は、Waveファイルにエクスポートしての加工しましょう。

※1
ブログ公開後に検証したところ-5dBを超えるとクリッピングするのは個人的な環境によるもので、VOCALOID3 Editorの仕様ではありませんでした
下の画像のように
・VOCALOID3 Editorのミキサーのボリュームフェーダーを5.0以上に設定
・VSTスロットに「W1 Limitter」をインサートしThresholdを-30dBに設定
の条件で「W1 Limitter」のCeillingを-5dB以上に設定した場合にクリッピングが起こります。
訂正するとともにお詫び申し上げます。(2013年1月26日)


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目のストレッチアプリ Eye元気!/Vigorous eyes!
速解き計算ゲーム Calcu100

以上、参考になれば幸いです。

2012年6月10日日曜日

Community Open Day 2012 に参加してきました

大変有意義な内容でした。

最大のお目当てのセッションは「Unityで使えるC#テクニック」でした。
「C# User Group」の方が30分でブロック崩しゲームを開発する様子を披露してくれました。
MtkはUnityを勉強し始めたばかりなので大変参考になりました。、
キャラクターの移動操作はマウス入力によるモノでしたが、Charactor Controllerコンポーネントを使っていなかったことは目から鱗でした。
いろいろな方法があるんですね。

Wihdows PhoneMetroスタイルのセッションもいくつか拝見しました。
Windowsストアのアプリ審査はとても厳しいそうです。
審査基準の一つに「画面レイアウトがタッチパネルでの操作を考慮されているか」という条項があります。
Wihdows PhoneやMetroスタイルのアプリ開発ではタッチパネルでの動作検証が欠かせません。
アプリ開発者がこれからPCを購入するならタッチパネル対応の製品を選ぶべきかもしれません。
私事ですが、今年こそノートPCを新調しようと思っているので機種選びは慎重にしたいと思っています。

土曜日という貴重な休日に開催していただきありがとうございました!

Community Open Day 2012 http://cod.ms/Pages/default.aspx

2012年6月9日土曜日

[VOCALOID] StudioOneFreeでVOCALOIDの声を聞きやすくする

How to raise the voices of VOCALOID

VOCALOIDはなぜか音量がすごく小さいです。
トークロイド動画を作成の方は音量合わせに苦労されてるのではないでしょうか?

VOCALOID3 Editorではミキサーに追加された「入力ゲイントリム」で音量を大きく上げることができるようになりました。
しかし、上げすぎるとVSTスロット(コンプレッサーなどをインサートする回路)への入力前にクリッピングしてしまいます。
コントロールパラメーターのDYN(ダイナミクス)を上げる方法もありますが、ライブラリーや発音ごとの音量がばらばらなので予期せぬタイミングでクリッピングすることがあります。
いろいろ試した結果、VOCALOID3 Editorのミキサーは-5dBを超えるとクリッピングするようです。この件は誤解がありました。※1
クリッピングすると不快なノイズが混ざってしうので、音量を稼ぐために入力ゲイントリムやDYNを上げるべきではありません。
クリッピングしやすい発音がある一方で、巡音ルカのブレス [br1] ~ [br5] のようにミキサーのボリュームを最大にしても聞こえない小さな発音もあります。

VOCALOIDに限らずオーディオデータを聞きやすくするには、クリッピングさせないように音量を持ち上げてやります。
一つの案として、Waveファイルに書出してオーディオ編集用のアプリケーションで加工するといいと思います。
Waveファイルの加工ならVSTホスト機能のない旧VOCALOIDにも対応できます。
Softalk(通称ゆっくりボイス)やVOICEROIDにも適用できます。

オーディオ編集アプリはいろいろありますが、無料のStudio One Freeを試してみました。
Studio One Free
http://studioone.presonus.com/free/
メールアドレスを登録するとダウンロードできます。
リンク先のコンテンツは英語ですが、Studio One Freeはインストーラーからすべて日本語で表示可能です。

1.
VOCALOIDからWaveファイルをエクスポートしておきます。

2.
Studio One Freeを起動し
新規ソングを作成 - 空のソング
を選んで、保存フォルダーを適当に設定します。
3.
メニューの
ソング - ファイルをインポート
でVOCALOIDからエクスポートしたWaveファイルをStudio Oneにインポートします。
波形が表示されれば成功です。
画面下の一番大きい横向きの三角ボタンがスタートボタンです。
スタートボタンをクリックするかスペースキーを押すとオーディオが再生され、音を聞くことができます。
四角いボタンが停止、左側の小さい三角ボタンが巻き戻しや早送りです。
4.
メニューの
オーディオ - オーディオをノーマライズ
を実行すると波形の振幅が大きくなります。
スタートボタンを押して再生すると音が大きくなっているはずです。
ノーマライズだけでも十分聞きやすくなったと思いますが、さらに音量を揃えるためエフェクターを使います。
画面左上の「i」をクリックします。
インスペクター画面が表示されるので、「インサート」の隣の「+」をクリックし、 Channel Stripを選択します。
5.
設定はプリセットを使います。
スクリーンショット赤枠内の一番上の部分をクリックすると、プリセットが表示されます。
今回は、女性VOCALOIDを使ったのでVocals - Famale Vocal1を選びました。
6.
このままだとクリッピングしますが、左側のマウスでGainを-5dB位に調整したらクリッピングを防げました。
7.
加工したオーディオデータはWaveファイルに変換できます。
スクリーンショット赤枠の部分を操作してエクスポートする範囲し、メニューの
ソング - ミックスダウンをエクスポート
を実行します。
効果は?
オーディオデータを画像で見比べてみます。
上 VOCALOIDからエクスポートした波形
中 ノーマライズした波形。振幅が広がっています。
下 ノーマライズ後、Channel Stripで加工した波形
一番下は最初から最後まで音量がそろって聞き取りやすいのですが、歌では不自然に聞こえるかもしれません。
歌の終わりにDYNを徐々に下げたのですが、その部分が台無しになってしまいました。

巡音ルカのブレス[br1] [br2] [br3] [br4] [br5] もノーマライズしてみました。
上 VOCALOIDからエクスポートしたのですが振幅が小さすぎて波形が見えません
下ノーマライズした波形
これで巡音ルカの「ハッ」という息継ぎが聞こえるようになりました。

Studio Oneは作曲・録音用のデジタルオーディオワークステーション(DAW)なので、初めての方にとっては取っつきにくいかもしれません。
しかし、無料で使えるDAWとしては機能が豊富です。「VOCALOIDは持ってるけどDAWは持ってない」という時に役立つと思います。

※1
ブログ公開後に検証したところ-5dBを超えるとクリッピングするのは個人的な環境によるもので、VOCALOID3 Editorの仕様ではありませんでした
下の画像のように
・VOCALOID3 Editorのミキサーのボリュームフェーダーを5.0以上に設定
・VSTスロットに「W1 Limitter」をインサートしThresholdを-30dBに設定
の条件で「W1 Limitter」のCeillingを-5dB以上に設定した場合にクリッピングが起こります。
訂正するとともにお詫び申し上げます。(2013年1月26日)

ボーカロイドが音声案内するAndroidアプリを公開中です!
目のストレッチアプリ Eye元気!2 / Vigorous eyes!2
ボーカロイドと絵合わせゲーム Shuffle!V
速解き計算ゲーム Calcu100

以上、参考になれば幸いです。

2012年6月2日土曜日

[Android] Android4.0をVmwareやVirtualBoxで起動する

How to run Android4.0-x86 on Vmware and VirtualBox

以前のブログ x86用Android4.0(ics-x86)はVmwareで使えるか? では android-x86.org が公開しているAndroid4.0のISOファイルを Vmwareで実行したところ、いずれも正常に動作しませんでした。

BuilDroid (※リンク切れ http://www.buildroid.org/blog/) のx86用Android4.0のISOファイルをダウンロードしたところ、VmwareでもVirtualBoxでも正常に動作しました。
入手方法は、リンク先の「download a test ISO from here.」から android-x86-vm-20120125.iso.gz というファイルをダウンロードし7-zip等のフリーウェアでgzファイルを解凍すると目的の「vm.iso」というファイルが得られます。

Vmwareでの動作方法はこちらの手順と全く同じです。
x86用Android4.0(ics-x86)はVmwareで使えるか?
ISOファイルはBuilDroidからダウンロードしたvm.isoを使ってください。

VirtualBoxdで起動させる方法は次の通りです。

1. 
VirtualBox のインストール
入手先はこちら
https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads
インストーラーは英語ですが、インストール後は日本語表示で動作します。

2. 
VirtualBoxにISOファイルをマウントして起動
オペレーティングシステムはLinux、バージョンはLinux 2.4を選択します。
Linux 2.6 を選択して起動させたらマウスポインターが表示されませんでした。
選択するISOファイルはvm.isoです。
それ以外は以前のブログ Windows8 を VirtualBox にインストールする と同じ手順です。

4. 起動方法の選択
Live CDとして起動し様子を見ます。

5. 起動
マウスがサポートされているのでタッチパネルのないPCでも一通りの操作ができます。
前の画面でInstrationを選択してインストールできるはずなのですが、手持ちの環境ではインストール中に固まってしまいました。

IPアドレスの調べ方は、アプリケーションの「Terminal Emulator」を起動して
ifconfig eth0
と入力します。

自作アプリケーションの起動方法はこちらの通りです。
[Android] VmWare PlayerでAndroidをデバッグする x86版Androidは Android-NDK で開発したアプリはインストールできません。
Android-NDKがx86版Androidもサポートしてくれたらいいですね。

関連ブログ
Windows8 を VirtualBox にインストールする

以上、参考になれば幸いです。