2018年9月15日土曜日

[動画編集] VEGAS Pro 16 でモーショントラッキングする方法

Motion tracking method in VEGAS Pro 16

動画編集ソフト VEGAS Pro 16 は Bezier masking というビデオエフェクトが追加されモーショントラッキングに似たことが出来るようになりました。
Bezier masking を使うと動画の一部を追跡してにモザイクをかけたり文字を載せるようなことができます。
実際に Bezier masking でトラッキングしてみたのでその方法をまとめました。
blog.fujiu.jp [動画編集] VEGAS Pro 16 でモーショントラッキングする方法


環境

  • Windows 10
  • VEGAS Pro 16 体験版


トラックモーションとモーショントラッキングの違い

VEGAS Pro は旧バージョンから「トラックモーション」という機能があります。が
トラックモーションとモーショントラッキングは言葉が似ていますが異なる機能です。
「トラックモーション」はビデオトラックの位置・大きさ・角度をアニメーションさせる機能です。
「モーショントラッキング」は動画に写っている対象物の位置をキーフレームに記録する機能です。


動画の一部をトラッキングする方法

素材は VEGAS Pro と一緒にインストールされる
C:\ProgramData\VEGAS\VEGAS Pro\16.0\SampleProject\Vegas_Pro_Clip12.mp4
の動画ファイルを利用しました。
この動画の始めに右下に写っている船をトラッキングします。

Video FX の「Bezier masking」をビデオトラックのビデオクリップにドラッグ&ドロップします。

Video Event FX ウィンドウが開き、Video Preview ウィンドウにマスクが現れます。
Video Event FX ウィンドウの「Mask1」を開いてパラメーターを調整するか、Video Preview ウィンドウでトラッキングしたい範囲を指定します。
今回は矩形で範囲指定しましたが、円形やダイヤ型でも範囲指定出来ます。

Tracking の折りたたみを開くと Start ボタンがあるのでクリックするとトラッキングが開始します。

これで、再生するとトラッキングした部分だけが表示されるようになりました。


トラッキングした場所にモザイクをかける方法

上の操作で Start ボタンをクリックした後に次の操作をします。

トラッキングをかけたビデオクリップに、Video FX のPixlate をドラッグ&ドロップします。

モザイクの大きさは Video Event FX ウィンドウで調整します。
モザイクをかけたビデオとラックの下にビデオトラックを追加し、元の動画を追加します。

これでトラッキングをかけた場所だけモザイクをかけた動画が出来ました。

モザイクを解除して背景のカラーバランスを変えてみました。


トラッキングした位置に文字を表示する方法

上の操作で Start ボタンをクリックした後に次の操作をします。

Video Event FX ウィンドウで Bezier masking の General Options の Mask FX にチェックを入れます。

Video Event FX ウィンドウの Bezier masking を開いたままメニューの
Tools - Scripting - Add Text To Motion Track
をクリックします。

文字の位置を指定して OK をクリックします。
この画面ではプレビュー出来ないので後で微調整します。

ビデオトラックが追加され、トラッキング設定済みの文字が追加されました。

微調整の結果、Add Text To Motion Track をやり直して Y 方向に +0.2 を指定しました。
文字を編集して完成です。



トラッキングのオプション

Bezier masking のオプションに Precision と Mode の項目があります。
詳細は不明ですが、文字通りなら精度を上げたり位置だけではなく角度や大きさの変化もトラッキング出来るようです。


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2018年9月9日日曜日

動画編集ソフト VEGAS Pro 16 の無料体験版を使う方法

How to get Vegas Pro 16 Trial version

2018年8月、動画編集ソフト VEGAS Pro の最新版が発表されました。
VEGAS Pro はステレオスコピックによる立体視動画の書き出しができたり、オーディオトラックに VST エフェクトプラグインがインサートできたり、MIDI コントローラーで操作出来るなどの特徴があります。
最新の VEGAS Pro 16 が自分の PC で動作するか確かめるために無料体験版を使ってみたのでその方法をまとめました。
blog.fujiu.jp 動画編集ソフト VEGAS Pro 16 の無料体験版を使う方法


環境

  • Windows 10


体験版をダウンロードする方法

体験版は、サブスクリプション制の VEGAS Pro 365 を除く
VEGAS Pro Edit
VEGAS Pro
VEGAS Pro Suite
の3種類がありますがプラグインとバンドルソフトの有無を除くと共通のようです。
今回はプラグインとバンドルソフトが付属しない VEGAS Pro Edit の体験版をダウンロードしました。

https://www.vegascreativesoftware.com/us/vegas-pro-suite/
から VEGAS Pro Edit のページへ移動し、 Free trial をクリックし Start download をクリックします。

次のページで 私はロボットではありません をクリックして Start Download をクリックするとダウンロード出来ました。


体験版をインストールする方法

ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストールが開始します。

日本語はないので English を選びます。

作曲用ソフトの Music Maker やスマートフォンとPCを連携させると思われる MAGIX Connect もインストール出来ますが、今回は VEGAS Pro 16 のみをインストールしました。

英語を選択しました。


インストールが済んだら VEGAS Pro 16 を起動し Start trial version をクリックします。

Resister now をクリックします。

ブラウザーが起動するので MAGIX にユーザー登録が済んでいなければ登録します。
ログインして進むと VEGAS Pro 16 体験版用のアクティベーションコードを発行するとメールで届きました。

アクティベーションコードを入力すると体験版が 30 日間無料で使えます。



マニュアルを入手する方法

このブログを書いている時点では日本語マニュアルは公開されていないようです。
英語のマニュアルが公式サイトからダウンロード出来ます。
https://www.vegascreativesoftware.com/us/downloads/


体験版を使ってみた結果

旧バージョンの VEGAS Pro を使用している PC にインストールしてみましたが、正常に動作しました。
新バージョンの目玉機能としていわゆる「モーショントラッキング」が追加されているようです。


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2018年9月2日日曜日

[オーディオ編集] Oculus Spatializer で立体音響を再現する方法

How to process sounds to stereophonic sounds

2018年6月、Oculus VR が Oculus Spatializer DAW Win 1.27.0 を無償で公開しました。
Oculus Spatializer はオーディオ用エフェクトで、HRTF(頭部伝達関数) により音源が人間の耳に届くまでの効果を再現します。
この効果によりオーディオをヘッドホンで聴いたときに位置感や距離感がに伝わるを立体音響に加工することが出来るとされています。
今回は VST 版を使ってオーディオ編集ソフトと動画編集ソフトで使ってみました。

blog.fujiu.jp [オーディオ編集] Oculus Spatializer で立体音響を再現する方法


環境

  • Windows 10
  • Cubase Pro 9
  • Vegas Pro 15


Oculus Spatializer を入手する方法

Oculus Spatializer は下記のサイトからダウンロードできます。
https://developer.oculus.com/downloads/audio/
Oculus Spatializer DAW Win をクリックし、移動先のページの「I have read and agree」をクリックしてチェックを入れるとダウンロード出来ました。


インストールする方法

VST 版の Oculus Spatializer は 32bit 版と 64bit 版があります。
今回は 64bit 版をインストールしました。

ダウンロードしたファイルを展開し、
\DAWWin\VST\Win64
にある
OculusSpatializer.dll を
C:\Program Files\Vstplugins
にコピーします。


Cubase で使う方法

正常にインストールされていればメニューの
デバイス - プラグインマネージャー
を開いて VST エフェクトに OculusSpetializer が表示されます。

オーディオトラックやインストゥルメントトラックのチャンネルに OculusSpetializer をインサートします。

これで Cubase で使えるようになりました。
左側の画像の玉をマウスのドラッグ&ドロップで動かしたり、右側のパラメーターを操作すると音の位置感や距離感が変わります。

オートメーションを使えば OculusSpetializer のパラメーターを時間経過とともに変化させることができます。


Vegas Pro で使う方法

動画編集ソフトの Vegas Pro とその姉妹品の Movie Studio はオーディオトラックが VST エフェクトプラグインをサポートしています。
正常にインストールされていればメニューの
オプション - ユーザー設定
を開いて VST エフェクト タブのオーディオプラグインに Oculus Spatializer が表示されます。

VgasPro に Oculus Spatializer をインサートする方法はいくつかあります。
今回はオーディオトラックのバーガーメニューをクリックして「トラック FX」をクリックする方法でインサートとしました。

トラック FX 画面の右上の fx+ をクリックし、プラグインチューザーで Oculus Spatializer をダブルクリックして OK をクリックします。
これで Oculus Spatializer が使えるようになりました。

Vegas Pro なら FX オートメーションで各パラメーターを時間経過ととも変化させることが出来ます。


Oculus Spatializer を使ってみた結果

ポリフォニックのオーディオを Oculus Spatializer に通したらノイズだらけになってしまいました。
Oculus Spatializer で立体音響化する音源は人間一人分の声・動物や昆虫一匹分の鳴き声・シンプルなサウンドエフェクトなど、モノフォニックのものをおすすめします。
複数のオーディオを立体音響化する場合は、音源毎にチャンネルを分けてそれぞれのチャンネルに Oculus Spatializer をインサートすることをおすすめします。


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