2014年9月6日土曜日

VOCALOID3 Editorの種類とMac対応まとめ

VOCALOID3は歌声ライブラリー(歌手)とエディターが別売りです。
各歌声ライブラリーには「Tiny VOCALOID3 Editor」というエディターが付属しますが、制限があります。
(トラック数が1、最大小節数が17、エフェクターが使えない、Macに未対応など)
制限に縛られずに使うなら別売りのエディターを買うことになります。
年を追う毎にエディターの種類が増えたり、Mac対応版が発売されたりしたので各製品の違いを勝手にまとめてみました。

VOCALOID3 Editor (初代)

2011年発売
Windows専用
スタンドアローンで動作します。

VOCALOID3 Editor SE

2013年発売
Windows専用
初代発売からSE発売までの間に公開されたアップデートパッチを全て適用済のVOCALOID3 Editor
無料で公開されているJobPluginが多数付属

初代を買っても公式サイトからパッチをダウンロードしてインストールすればSEと同等になります。
VOCALOID3 Editor SE = 初代 + パッチ + JobPlugin
SE発売後もボカロネット対応などのパッチが公開されているのでどちらを買っても最新のパッチをインストールすることになると思います。
JobPluginは無料でダウンロードできるので初代とSEのどちらを買ってもあまり問題ないと思います。

VOCALOID3 Editor for CUBASE (無印)

2013年発売
Windows専用
要Cubase7 / Cubase7.5 (AI7やLE7でもOK)
通称「ボカキュー」
Cubaseの追加機能として動作します。

VOCALOID3 Editor for CUBASE NEO

2013年発売
Windows/Mac両対応
要Cubase7 / Cubase7.5 (AI7やLE7でもOK)
ライセンスは1台分なのでWindows1台とMac1台で同時使用する場合は2つ買ってそれぞれインストールしてアクティベーションする必要があります。

Windowsユーザーなら無印とNEOのどちらのボカキューを買ってもあまり問題ないと思います。
ただし今はWindowsユーザーでも将来Macを使う予定があるならボカキューNEOを買うことをお勧めします。
ボカキューNEOならWindowsにインストールした後でも ディアクティベーションツール
でアクティベーションを解除すれば、Macにインストールしてアクティベーションすることができます。

Piapro Studio

2013年公開
Windows/Mac両対応
クリプトン製VOCALOID3ユーザー(KAITO V3、初音ミクV3、MEIKO V3)なら無償で使えます。
StudioOne Artist Piapro Editionなどで使えるVSTiプラグインと、GarageBandなどで使えるAUプラグインがあります。


なぜかMac対応のVOCALOID3 Editorはありません。
Macでボーカロイドを使うなら次の2種類の手段になるようです。
・Cubase7のどれかを手に入れてボカキューNEOを買う
・KAITO V3、初音ミクV3、MEIKO V3のどれかを買ってPiapro Studioを使えるようにする

今年か来年にはCubaseの新バージョンが発表されると思いますが、新Cubaseで現在のボカキューが使えるかは不明です。

VOCALOID3歌声ライブラリーのMac対応状況

MacだけでVOCALOIDを使う場合、Mac版ボカキューやPiapro Studioの他、Mac対応の歌声ライブラリーを用意する必要があります。
比較的新しいVOCALOID3はWindowsとMacの両方に対応してますが、古めの製品は要注意です。
SeeUはMacに対応する前に販売が終了しました。もし在庫があってもWindows専用です。
現在ダウンロード専用販売の 兎眠りおん はMacに対応してないようです。パッケージ版の在庫があってもWindows専用です。
※2015年5月Mac版兎眠りおんのダウンロード販売が開始しました。
パッケージで販売されているVOCALOID3版 メグッポイド や がくっぽいど はWindows専用版を買っても、ユーザー登録すればMac版のダウンロードができるようです。
VOCALOID2や初代VOCALOIDはすべてMacに未対応です。


体験版

このブログを書いている時点ではMacでも使えるボカキューの体験版が公開されてます。
http://www.vocaloid.com/lineup/vocaloid3/trial/

WONICWIREではMEIKO V3 POWERとPiapro Studioの体験版が公開されています。
http://sonicwire.com/product/96145

関連ブログ

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VOCALOID Editor for CUBASE(ボカキュー)で何が変わるか?
Cubaseで「ぼかりす」(VocaListener)っぽいことをする
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CUBASE7.5をインストールしました [VOCALOID][ ピアプロスタジオ]
KAITO V3 とピアプロスタジオ
MEIKO V3
メグッポイドユーザー用 INTERNET FormantShift VST

以上、参考になれば幸いです。

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