2015年1月3日土曜日

[動画編集] Movie Studio 13 でVSTプラグインを使ってみました

How to use VST effect plugins with Movie Studio
動画編集ソフト Movie Studio 13 Platinum を使ってみました。


なぜMovie Studioを選んだのか

動画編集ソフトはたくさんあり、フリーウェアならAviUtl、有料製品ならAdobe Premiereが人気かと思います。
その中からMovie Studioを選んだ理由は、オーディオトラックにVSTエフェクトプラグインやDirectXプラグインを使うことが出来る点です。
オーディオインターフェイス用規格のASIOにも対応しています。
VSTエフェクトプラグインで音声を加工する操作についてまとめてみました。


環境

・Movie Studio 13 Platinum 64bit版
・Windows8 64bit版


音声の出力レベルを確認する

メインツールバーの詳細ボタンをクリックすると画面右側に音声の出力レベルのメーターが表示されます。
-0.1dBでノーマライズしたオーディオ素材を再生してみると0.0dBを超えるクリッピングが起きました。マスタバスのレベルメーターの上にピーク値が表示されています。
原因は不明ですがデフォルトのイコライザーやコンプレッサーをオフにしてもクリッピングします。
クリッピングが起きると音が歪んでしまうのでクリッピングしないように編集しなければいけません。
ボリュームフェーダーを下げればクリッピングを防げますが、DTM経験者ならマスターバスのフェーダーを下げずにクリッピングを防ぎたいものです。


オーディオをVSTエフェクトで処理する

マスタFXボタンをクリックするとマスターバスにエフェクトプラグインを設定することができます。
クリッピングを防ぐためのエフェクターとしてリミッターをインサートしてみます。

プリセットのエフェクトも多数あります。
リミッターという名前のプリセットエフェクトはありませんが、付属のExpressFX ダイナミクスをインサートして圧縮比を∞:1にすればリミッターと同じ効果になると思ったのですが、設定したスレッショルドを遙かに超えることがあるので今回は使いません。
エフェクトプラグインは社外品のVSTを使うことにします。
64bitのVSTエフェクトプラグインならフリーウェアでも使えると思いますが、動画編集にCPUのリソースを割けるようにCPU負荷の低いプラグインを使うと快適だと思います。
今回は社外品のVSTエフェクトプラグイン・EZ MIX 2 LITE(以下EZ MIX)を使ってみました。


EZ MIXでクリッピングを防ぐ

マスタFXボタンをクリックするとプラグインチューザーが表示されるので目的のプラグインを選択します。
EZ MIXは左のツリーのサードバーティやVSTの中にありました。
プリセットからMutiband Masterを選びます。
動画を再生してEZ MIX左下の入力レベルをチェックします。
最初から最後まで再生してレベルメーターの赤ランプが点灯しないように INPUT を下げます。INPUTは上の画像の黒いツマミです。小さいツマミですがものすごく重要です。
点灯した赤ランプはクリックすると消灯します。
赤ランプが点灯したらクリックして消灯させINPUTを下げて動画再生する作業を赤ランプが付かなくなるまで繰り返しチェックします。
今回はINPUTを-1.0dBdBまで下げました。
EZ MIXはシフトキーを押しながらマウスホイールで操作すると0.1dB単位で調整できます
結果、マスタバスの出力上限が0.0dBを超えることがなくなりました。
フェーダーを下げてピークが0.0dBということはVSTエフェクトの位置はフェーダーの後ろのようです。
VSTエフェクトプラグインをマスタバスにインサートしたら、出力レベルはプラグインで調整が必要です。

なお、自分の環境ではクレジットロールを編集すると高確率でフリーズします。
他のソフトが安定動作するPCで使っているにも関わらずです。
フリーズの原因がMovie Studioとプラグインのどちらの問題かを突き詰めるのは困難です。
プラグインは必要最小限で使うことをお勧めします。


旧バージョンとの互換性は?

Movie Studio 13で保存したプロジェクトは旧バージョンのMovie Studio 12では開けませんでした。
体験版を使用する際はご注意ください。


動画の編集の性能は?

Windowsムービーメーカーではできないパン・クロップ(画像や動画を拡大したり上下左右に動かす編集)ができます。
マニュアルを見てもAdobe Premiere Proにあるレンズ補正(レンズディストーション補正)の機能は見当たりません。
調べたところ、ビデオトラックFXの「Sony 球形」をインサートして「量」をマイナスにしたら似たようなことが出来ました。
これをレンズ補正と言い張るのは無理がある気がしますが。
(画像は「マスコットアプリ文化祭2014」のキャラクター達です)
動画編集ソフトを扱うのははじめてなのですが、動画編集の性能はビデオトラックFXによるところが大きいと感じました。


ビデオトラックFXのマニュアルは?

ヘルプを開いて
ビデオ エフェクトの追加 - 特定のプラグインの詳細
に一部の説明が英語で書かれてるのみで、どれを使えば何が出来るのかを網羅したマニュアルは見当たりません。
無数にインストールされているビデオトラックFXが宝の持ち腐れのようです。


ニコニコ動画用のエンコード

ニコニコ動画に投稿する動画は一般ユーザーの場合、総ビットレートが600kbps以内に収まるようにファイルをエンコードすると制限が回避されるようです。
2分弱の動画を下記の設定でエンコードしたら569kbpsでした。
フォーマット Sony AVC/MVC
ビデオ形式 AVC
フレームサイズ 640x360
プロフィール
エントロピーコーディング CABAC
フレームレート 29.970 (NTSC)
ビットレート 256,000
画質はひどく劣化します。下の画像は左がオリジナル、右が上記設定でエンコードした結果です。色まで変わってます。
劣化の少ないwmvファイル等で書き出し、wmvファイルをフリーウェアの「つんでれんこ」でエンコードしたら高画質で600kbpsに収まりました。




関連ブログ

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以上、参考になれば幸いです。

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