2015年3月、Unity TechnologiesからUnity5が公開されました。
Unity5は今までのUnityとは挙動が違うので注意したい点をまとめてみました。
環境
・Windows8.1Unity4と5は共存する
Unity4までは、最新版をインストールするとインストール済のUnityは上書きされました。例えばUnity3がインストールされた環境にUnity4をインストールするとUnity3は使えなくなりました。
Unity5からは仕様が変わったようで、Unity4がインストールされた環境にインストールするとどちらも使えるようになります。
どちらもショートカットが同じ画像なのでとても紛らわしいです。
アンインストーラーは共存しない
-
Unity4がインストールされた状態のコントロールパネルです。
「Unity」でキーワード検索した結果なのでMicrosoft Visual Studio...がありますが今回は無関係です。 - Unity4の後にUnity5をインストールしたコントロールパネルです。Unity4のアンインストーラーが無くなりました。
- Unity5をアンインストールしました。Unity4が残っている関わらずUnity4アンインストーラーは無くなったままです。
おそらくUnity4とUnity5は先にインストールした方のアンインストーラーが上書きされるようです。
幸いにもUnityはアンインストールせずに再インストールすることが出来ます。
Unity5のアンインストーラーが無くなってもUnity5を再インストールすればアンインストーラーは復活します。
Unity5は複数起動できる
Unity4までは1つのUnityプロジェクトしか起動できませんでした。Unity5は複数起動して別のプロジェクトを開くことが出来ます。
複数起動できると別のプロジェクトの内容を見ながら開発できるので便利です。
旧バージョンのプロジェクトは互換性がない
Unity5は廃止されたAPIがあるようで、Unity4で作ったプロジェクトを開くとAPIのアップデートを促されます。アップデートせずに開くことも出来ますが、まともに動きません。
Asset Storeからダウンロードしたコンテンツは保存場所が違う
Unity4でAsset Storeからダウンロードしたコンテンツは%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Unity\Asset Store
に保存されます。
Unity5では
%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Unity\Asset Store-5.x
に保存されます。
保存先が違うのでUnity4で使っていたダウンロードAssetを引き続きUnity5出使う場合は、コピーするかダウンロードし直す必要があります。
Unity5に最適化されてないAssetもプロジェクト同様にAPIアップデートされるようです。
メニューの場所が変わった
機能が増えた影響か、メニューの配置が変わりました。Skyboxの設定場所が
Window - Lighting
に変わっています。
Standard Assetsも階層が変わったため、数が減ったように見えてびっくりしました。
そのほか、Unity起動中のPC本体の発熱が少なくなったような気がします。
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以上、参考になれば幸いです。