このブログを投稿するより大分前のことになりますが、スーパーで初音ミクのハコビジョンがワゴンセールされてました。50円。
このハコビジョンを活用する方法を考えてみました。
ハコビジョンとは
ハコビジョンはスマートフォンの動画をスクリーンに投影して視聴することが出来る玩具です。スクリーンは透明なのでスクリーンの後ろが背景として透けて見えます。
下の図は横からの断面図のつもりで描いたものです。
左側から覗き見るイメージです。
ハコビジョン毎に印字されているQRコードでをスマートフォンで読み取ると、YOUTUBEの動画が再生される仕組みです。
スマートフォンに動画や画像を映るものならハコビジョンに投影出来るのですが、スクリーンに反射しているので映像は左右反転している必要があります。
というわけで、左右反転した動画を編集する方法を考えてみました。
環境
・Windows 8.1・VegasPro 13
スマートフォンをサブモニター化すると効率アップ
KOMADOを使ってスマートフォンをVegasProのサブモニター化 すればハコビジョンでプレビューしながら編集できます。動画を非破壊編集するにあたって
VegasPro 13に付属のビデオエフェクトでは左右反転させるだけのものが見当たりませんでした。そこで3Dモーショントラックを使うことにしました。
古いバージョンのVegasProや廉価版のMovie Studioでは同じことが出来ないかもしれません。
編集手順
新しいプロジェクトを作るか既存のプロジェクトのコピーを開き、ハコビジョンで投影したい動画を開きます。トラックウィンドウの一番にビデオトラックを追加します。このトラックを「一番上の親トラック」とします。
プロジェクト内の全てのビデオトラックを一番上の親トラックの子にします。
親子関係のビデオトラックが既にある場合、親子関係を保ったまま子トラックにします。
一番上の親トラックの親モーションを開きます。
キーフレームは一番最初に移動しておきます。
コンポジットモードを「3D ソースアルファ」に設定します。
「方向」のYに180と入力します。
「方向」のYに180と入力するとなぜかX=180, Y=0, Z=180に変更されてしまいますが、左右反転させることが出来ました。
Movie Studioでも左右反転したい
プロジェクトのプロパティの幅を2倍の設定にします。パン/クロップかトラックモーションで元の動画を左に寄せ、ビデオトラックのミラーでアングルを90度にすれば右側に左右反転した動画が写ります。
左右反転する前の動画と一緒に映す必要があります。
ハコビジョンの撮影は難しい
「ハコビジョンに閉じ込められた」というシチュエーションのつもりで作ったのがこちらです。暗めの色はほとんど見えません。
デジカメもそれなりに高性能なものを使った方がいいようです。
写真より実物のほうが楽しめます。
ちなみに現在はより新しく話題性の高いラブライブのハコビジョンが1個500円ほどで販売されてます。
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以上、参考になれば幸いです。
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