2014年6月、TwitterにGIFアニメーションの投稿がサポートされました。
今までもGIFアニメーションの投稿は出来ましたがスマートフォンから見るとアニメーションしないなど問題がありました。
今回のサポートにより投稿したGIFアニメーションはMP4に変換されPCやスマートフォンでも正常に表示されやすくなりました。
GIFアニメーションを作ってみまたのでその方法をまとめました。
環境
・Windows8 64bit・GIMP 2.8.10
GIMPはオープンソースの画像編集ソフトです。Photoshopに似た感覚で操作できます。
http://www.gimp.org/
GIFアニメーションの仕組み
GIFアニメーションはGIFフォーマットの画像を表示する順にまとめたものです。テレビアニメの作画のように表示させたい画像を用意する必要があります。
次の画像に切替えるまでの時間の長さを指定することが出来ます。
動画ファイルとの違い
GIFアニメーションには音声を含めることができません。動画再生用コーデックは不要で、Internet Explorer等で開くことができます。
他に、最大発色数は256色とか圧縮方式などの違いがあります。
アニメーションにするための画像を用意する
GIFアニメーションをTwitterに投稿するとMP4フォーマットの動画に変換されるようです。Twitterに投稿できるGIFアニメーションは、容量が5MB以内という制限があります。5MB以内でもフレーム数が多すぎると投稿できないようです。
今回作るGIFアニメーションは30fps=1枚当たりの表示時間が33.333...ミリ秒とします。
プロ生公式暮井慧(プロ生ちゃん)MMDモデルを使って、MMDでプロ生ちゃんが吹っ切れたモーションを1枚ずつ画像に出力してみました。
プロ生ちゃんMMDモデルはこちら
http://3d.nicovideo.jp/works/td8608
全部で15フレーム作りました。
元ネタはいませんさんの「【ニコニコ動画】プロ生ちゃんが吹っ切れた」です。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19626732
GIMPに画像ファイルをレイヤーとして取り込む
出力した画像をレイヤーとしてGIMPに取り込みます。エクスプローラーで画像ファイルを複数選んでGIMPにドロップすれば取り込めると思います。GIFアニメーションにすると下のレイヤーから上のレイヤー順に画像が切り替わります。
もしレイヤーが上下逆に読込まれてしまったら
メニューの
レイヤー - 重なり - レイヤー順序反転
で修正できます。
背景が透過色の場合は白などで塗りつぶして下さい。
GIFファイルとしてエクスポート
メニューのファイル - Export As
で保存先を指定します。ファイル名の拡張子を.gifにするとGIFファイルとして出力されます。
エクスポートの画面で次のように指定します。
出力したGIFファイルをInternet Explorerなどで開くと見られます。
結果はこの通り
完成したGIFファイルをTwitterに投稿するとこんな感じになります。動画ファイルをGIFアニメーションに変換するフリーウェア
今のご時世、GIFアニメーションより動画ファイルを作る方が簡単です。MMDはAVIファイルに出力することは出来ます。
古溝 剛さん制作のGiamというソフト( http://homepage3.nifty.com/furumizo/ )を使うとAVIファイルをGIFファイルに変換することが出来ます。
MMDからAVIファイルに出力した動画を、GiamでGIFアニメーションに変換してGIMPで編集してみました。
左は「ななみ式重音テト」、右は「ななみ式唄音ウタ(デフォ子)」のMMDモデルです。
AVIファイルをGIFアニメーションに変換した方が短時間で済みます。
そもそもTwitterが動画ファイルの投稿に対応すればこんな苦労は不要なのですが。
以上、参考になれば幸いです。
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