Android Tablet [ONDA Vi30] impression
中華Pad等と呼ばれるAndroidタブレットを買いました。
ONDA Vi30 双核版。価格は14000円ほど。
http://www.onda.cn/Tablet/ProductInfo.aspx?ProductId=208
画像の左が現物、右はSH03C(LYNX 3D)
アプリのデバッグ専用に使うつもりだったのですが、想像以上によくできていて今では手放せません。
日本のメーカーのAndroid端末との違いは?
Android OSが快適に動作する中華Padが1万円~2万円で購入できるのに対し、日本のメーカーのAndroidスマートフォンやAndroidタブレットは5万円超えは当たり前です。
この価格の差はリスクの差としてあらわれます。
主立った内容は次の通りです。
・保証がない
日本で購入できる殆どの中華Padは販売店が独自の保証を定めている程度です。たとえば「購入後1週間以内なら不良品に限りに交換可」など。
・YoutubeやFacebookが開けない
原因は
/system/etc/hosts
に独自の設定が定義されているためでした。
YoutubeやFacebookの他、Google、Apple、twitter・twitpic、Flickr、Dropboxなどのサーバーが設定されています。
これらの設定を全部消したら開けるようになりました。
※2012年9月14日に公開されたファームウェアv1.5でこの問題は解決しました。(2012年9月18日追記)
最新のファームウェアの公開場所はこちらです→
http://onda.cn/Tablet/ProductInfo.aspx?ProductId=208&d=down
・ファームウェアを更新すると設定情報やインストール済アプリが消える
「ONDA Vi30 双核版」はファームウェアを更新すると購入時の状態に戻ります。
Wi-FiやGoogleアカウントの設定をはじめ、インストールしたアプリなどすべてが消えます。
Mtkは日本のAndroidスマートフォンのIS01やSH-03Cを何度も更新したことがありますが、設定やアプリが消えるようなことはありませんでした。
・カメラは前面、スピーカーは背面についている
スピーカーも前面なら音源を試聴しやすいのですけど・・・。
・USB端子はミニUSB
スマートフォンでおなじみのマイクロUSBではありません。
最後の2つはともかく、リスクがとても高いように感じます。
しかしOSはほとんどカスタマイズされていないAndroid4.0です。
そして、AndroidはLinuxディストリビューションの一種だと言えます。
「ONDA Vi30」はAndroid SDKや端末エミュレーターアプリを使えば管理者権限でshellを操作することができます。
リスクを理解し、Android・Linuxの扱い方さえ分かっていれば国産タブレットに比べて安くて自由度の高いタブレットと言えます。
以上、参考になれば幸いです。
関連ブログ
[Android] ONDA Vi30 双核版のファームウェア更新、トラブルシューティング、バッテリー改善など
はじめまして。
返信削除私はタブレット初心者なんですが、価格に惹かれONDAのVi30を購入してしまい、おっしゃる通りYou TubeやFacebookなどが開けずに困っています。
/system/etc/hostsの変更をすれば、とありますが何から始めたら良いのかすら分かっていない状態です…。
初心者向きに詳しく手順を教えていただけませんか?
コメントありがとうございます。
削除本日のブログにshellコマンドの例を載せました。
http://blog.fujiu.jp/2012/08/android-onda-vi30_18.html
「端末エミュレーター」アプリなどでコマンドを入力すればhostsの設定を変更できることができます。
返信ありがとうございました。
削除hostsを消したらfacebookは出来るようになりました!
ただYou Tubeはまだダメで、検索からはサイトに入れるものの動画再生は出来ず、またアプリから入ろうとしても「問題が発生したため、YouTubeを終了します。」となり門前払いでした…。 もう少しイジってみます、ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
削除うまくいったようで何よりです。
Mtkの環境はYouTubeアプリを更新すると同じようなエラーが発生します。
YouTubeアプリを更新してしまった場合は
設定・アプリ・すべて・YouTube・アップデートのアンインストール
で元に戻せます。