2013年のNavite Instruments(NI)のキャンペーンでSuperchargerをゲットしたのですが、最近使ってみたらなかなかよかったのでマニュアルをじっくり読んでみました。
NI Superchargerとは
NI社製のエフェクトプラグインです。音量を揃えるコンプレッサーとして動作します。一般的なコンプレッサーはパラメーターが沢山あって扱いが難しいのですが、Superchargerは少ないパラメーターで効果的に動作してくれるようです。
VSTプラグインなのでホストとなるDAWが必要です。
VSTの他、AU、RTAS、AAXも対応とのことです。
環境
・Windows8 64bit・CUBASE7.5
キャンペーンでは64bit版しかゲットしませんでした。
32bit版ならVOCALOID3 Editorでも使えるはずですが動作確認できませんでした。
使い方
自分でツマミを調整してもいいのですが、プリセットを選んで設定することもできます。最大の難関は左下のInput Trimだと思います。Input Trimを正しく設定しないとコンプレッサーの効果が得られないことがあります。
ツマミの上に3つのランプが付いてます。
音源を入力して右側のランプが付いたら入力値が高すぎです。おそらくクリッピングしてしまうと思われます。Input Trimを左に回して右側のランプが付かないようにします。
十分な音量を入力しているつもりなのに左側のランプが付く場合は入力値が低すぎです。おそらくスレッショルドを下回っていると思われます(スレッショルド値が何dBかは不明です)。右側のランプが付かない程度にInput Trimを右に回すか、音源を正規化するなどしてください。
最後に右下のOutputを調整します。リミッターの機能は無いので出力レベルが0dBを超えないように調整します。
その他のパラメーター
Sidechainはサイドチェイン、別の音源の音量変化でコンプレッサーを掛けたいときに使います。Punchは入力値がスレッショルドを超えてからコンプレッサーがかかるまでのアタックタイムを遅くする機能、何ミリ秒かは不明です。
Dirtは音を歪ませるサチュレーション
Mixは原音とエフェクト処理後の音の混ぜ具合
効果
真空管コンプレッサーを再現とのことですが、音質はそのままに音量感だけを変えてくれるように聞こえます。リリースタイムのパラメーターがありませんが、プリセットをお手本に使った限りでは不自然な音量変化は感じませんでした。
少ないパラメーターで効果が得られるので個人的には好みです。
レイテンシーはあります。
NIといえばシンセサイザーのイメージが強かったのですが、エフェクターもなかなかいいですね。
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以上、参考になれば幸いです。
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