2014年4月19日土曜日

[CUBASE] グループチャンネルとFXチャンネルの違いと使い分け


CUBASEにはグループチャンネルとFXチャンネルという機能があります。
「アウトプットのルーティング」をグループチャンネルかFXチャンネルに設定すればグループチャンネルかFXチャンネルを経由して出力させることが出来ます。

「Send」でグループチャンネルやFXチャンネルに設定すれば、元の音源の出力はそのままに、は別のチャンネルに並列に出力することが出来ます。

どちらも似たような機能ですが、次のような違いがあります。

プラグインレイテンシーの補正の解除」を有効にしたとき
グループチャンネルにインサートしたレイテンシーの大きいエフェクトはオフにされる
FXチャンネルは何も影響を受けない

実際に確かめてみます。
このブログを書いている時点の環境は次の通りです。
・Windows8 64bit
・CUBASE7.5 64bit

FXチャンネルとグループチャンネルを用意し、それぞれにレイテンシーの大きいCurveEQをインサートします。

「プラグインレイテンシーの補正の解除」を有効にします。

グループチャンネルのCurveEQが解除されました。

「プラグインレイテンシーの補正の解除」を有効にするのは、録音済みのパートを聴きながら別の音源を録音する時が多い思います。

FXチャンネルは録音するときも有効にしておきたいエフェクト(リバーブなど)をインサートし、各チャンネルからSendさせる使い方に向いてると思います。
グループチャンネルは録音完了後、ミキシングの工程でマルチトラックで録音された音源(ドラムなど)を「アウトプットのルーティング」でまとめて音量や音質を調整する使い方に向いてると思います。

※個人的な案なので必ずこうしなければいけない訳ではありません。


以上、参考になれば幸いです。

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