Analog clock on OpenGL
先日、時計が壊れてしまいました。デジタル時計は身近なところにありますが、アナログ時計は意外と少ないのでアプリを作ってみました。
画像の回転して表示する処理が必要なのでOpenGLを利用します。
今回の開発環境は次の通りです。
・64bit版 Windows8
・32bit版 Eclipse3.7 (Windows XPモードで使用)
・Android-SDK r22.3
針の画像です。
左から秒針、分針、時針のつもりです。
針の画像それぞれのピクセル数は32×128です。OpenGLで扱う画像なので128×128ピクセルにしたかったので一番右の黒い塗りつぶしの領域は使用しません。
Eclipseのパッケージ・エクスプローラーで、プロジェクトの res フォルダーの下に
drawable-nodpi
というフォルダーを作り針の画像を配置します。
以下ソースです。
アクティビティ(MainActivity.java)
※特別な権限(Permission)は不要なのでマニフェストは省略します。
Target SDK Version が4以上の設定でビルドできます。
Android1.6以降で動作します。
SH-03C(実機)、Android-SDK付属のエミュレーター、Blue Stacksで動作することを確認しています。
動作保証はできませんがとりあえず動作するようです。
SH-03Cで実行してみた画像です。
針の角度は1秒ごとに変化するようにしました。
これだけだと現在時刻が分かりにくいですね。
針の画像をかっこよくしたり文字盤の画像を追加すると実用性が上がるかもしれません。
関連ブログ
[Android] ストップウォッチアプリの表示をC言語でスムーズに改造する
[Android] ストップウォッチアプリを作ってみました
[Android] 方位センサーを使ってコンパスアプリを作る
[Android] OpenGLでプロ生ちゃんをアニメーションさせる
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[Android] Android-NDKでテクスチャを表示するには
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以上、参考になれば幸いです。
2013年12月28日土曜日
2013年12月22日日曜日
プログラミング生放送 2013年12月21日
2013年12月21日のプロ生に参加させて頂きました。
上の写真は会場で披露されたプロ生ちゃんケーキです。
当日はライトニングトークをさせて頂きました。ご静聴頂きありがとうございました。
そのデモに使ったAndroidアプリケーションのソースを用意しました。
http://www.fujiu.jp/archives/PronamaDemos20131221.zip
次の環境での開発しました。
・Windows8 (64bit)
・Eclipse3.7 (32bit)(XP互換モードで起動)
・Android SDK r22.2
アプリの元ネタはこちらです。
[Android] OpenGLでプロ生ちゃんをアニメーションさせる
関連ブログ
[プロ生ちゃん壁紙] 壁紙のギザギザ(ジャギー)を直すには
[プロ生ちゃんボイス] wavファイルの書き出しは要注意
[Android] EclipseをXP互換モードで起動する理由
初音ミク達が音声案内するAndroidアプリを公開中です!
頭痛・肩凝り予防のストレッチを支援 Eye元気!2
以上、参考になれば幸いです。
上の写真は会場で披露されたプロ生ちゃんケーキです。
当日はライトニングトークをさせて頂きました。ご静聴頂きありがとうございました。
そのデモに使ったAndroidアプリケーションのソースを用意しました。
http://www.fujiu.jp/archives/PronamaDemos20131221.zip
次の環境での開発しました。
・Windows8 (64bit)
・Eclipse3.7 (32bit)(XP互換モードで起動)
・Android SDK r22.2
アプリの元ネタはこちらです。
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以上、参考になれば幸いです。
2013年12月21日土曜日
[VOCALOID] 他社ボーカロイド・外国語ボーカロイドに対応したピアプロスタジオ
Piapro Studio 1.2.0 can handle VOCALOIDs of other vendors
Piapro Studio1.2.0が公開されました。このバージョンからKAITO V3・初音ミクV3以外のボーカロイドが扱えるようになりました。
早速使ってみたので結果をまとめてみました。
環境は次の通りです。
・Windows8 64bit
・ピアプロスタジオ1.2.0 64bit
ピアプロスタジオはVSTプラグインなのでホストアプリケーションとなるDAWなどが必要です。ホストアプリケーションの一例として、KAITO V3や初音ミクV3付属のStuidoOneや VST Host などがあります。
なお、現在たくさんのボーカロイドが発売されてますが今回試したのはほんの一部ですのでご了承ください。
SONICWIREのユーザー登録はクリプトンに登録したユーザー情報の使い回しができません。
SONICWIREにユーザー登録したことがなければ新規に手続きが必要です。
画面のボタンをクリックするとブラウザーが起動しSONICWIREへのログイン画面が表示されます。
ログインして使用許諾を承諾するとと360文字ほどのアクセスキーが発行されます。コピー貼り付けで入力すると無事使えるようになりました。
アクセスキーの発行は無料でした。
また、他社ボーカロイドの顔グラフィックは用意されてませんが自分で差し替えることが可能です。
他社製VOCALOID2ライブラリーはVOCALOID3にインポートし、アクセスキーを入手すれば使えます。
他の言語はどうなるのか試してみました。
まずは他社製中国語ボーカロイド「洛天依」のアクセスキーを登録します。
中国語のためか、デフォルトの歌詞が啦[a]と入力されます。啦は「ら」と発音するようですが発音記号は[a]のままです。
ところが「ni hao」と入力しても「ニーハオ」になりません。
もちろん「你好」と入力してもダメでした。
バージョン1.2.1で中国語に対応しました。ピンインの入力で発音します。
韓国語のデフォルトの歌詞は라[a]と表示されます。라の発音は「ら」のはずですがなぜか発音記号は[a]のままです。
はんぐる文字を入力しても[a]しか発音しません。入力したはんぐる文字も文字化けしているように見えます。
バージョン1.2.1で韓国語に対応しました。はんぐるの入力で発音します。
・入手方法に制限あり
・各言語に対応
・他社製ボーカロイドの使用はSONICWIREが発行するアクセスキーが必要
・VOCALOID2を使えるようにするためのライブラリーインポートツールは付属しない
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関連ブログ
ピアプロスタジオ 64bit版 [VOCALOID][CUBASE]
[VOCALOID] ピアプロスタジオをStudioOneなしで起動する
初音ミクV3とピアプロスタジオ
KAITO V3 とピアプロスタジオ
[VOCALOID] 洛天依が届くまで
[VOCALOID] 洛天依を歌わせるには
以上、参考になれば幸いです。
Piapro Studio1.2.0が公開されました。このバージョンからKAITO V3・初音ミクV3以外のボーカロイドが扱えるようになりました。
早速使ってみたので結果をまとめてみました。
環境は次の通りです。
・Windows8 64bit
・ピアプロスタジオ1.2.0 64bit
ピアプロスタジオはVSTプラグインなのでホストアプリケーションとなるDAWなどが必要です。ホストアプリケーションの一例として、KAITO V3や初音ミクV3付属のStuidoOneや VST Host などがあります。
なお、現在たくさんのボーカロイドが発売されてますが今回試したのはほんの一部ですのでご了承ください。
ピアプロスタジオの入手条件
このブログを書いている時点では『KAITO V3』、『初音ミク V3』をライセンス登録しているユーザーか、『初音ミクV3 ENGLISH』のダウンロード版を購入したユーザーなら無料で入手できるようです。クリプトン製以外のVOCALOID3ライブラリー(歌手)を使ってみる
クリプトン以外のボーカロイドをピアプロスタジオで扱うにはSONICWIREから「アクセスキー」を入手する必要があります。SONICWIREのユーザー登録はクリプトンに登録したユーザー情報の使い回しができません。
SONICWIREにユーザー登録したことがなければ新規に手続きが必要です。
画面のボタンをクリックするとブラウザーが起動しSONICWIREへのログイン画面が表示されます。
ログインして使用許諾を承諾するとと360文字ほどのアクセスキーが発行されます。コピー貼り付けで入力すると無事使えるようになりました。
アクセスキーの発行は無料でした。
また、他社ボーカロイドの顔グラフィックは用意されてませんが自分で差し替えることが可能です。
VOCALOID2は使えるか?
ピアプロスタジオでVOCALOID2を扱うには、VOCALOID3 Editorかボカキュー(VOCLAOID Editor for CUBASE)に付属のライブラリーインポートツールでVOCALOID3にインポートする必要があります。 クリプトンが販売する鏡音リンレンや巡音ルカはアクセスキーが不要でした。他社製VOCALOID2ライブラリーはVOCALOID3にインポートし、アクセスキーを入手すれば使えます。
中国語のVOCALOID3は使えるか?
ピアプロスタジオは公開当初から日本語と英語のボーカロイドライブラリーに対応しています。バージョン1.2.0のマニュアルにもそのように書かれています。他の言語はどうなるのか試してみました。
まずは他社製中国語ボーカロイド「洛天依」のアクセスキーを登録します。
ところが「ni hao」と入力しても「ニーハオ」になりません。
韓国語のVOCALOID3は使えるか?
バイリンガルのSeeUは日本語ライブラリーと韓国語ライブラリーのそれぞれのアクセスキーが必要です。はんぐる文字を入力しても[a]しか発音しません。入力したはんぐる文字も文字化けしているように見えます。
まとめ
・無料・入手方法に制限あり
・各言語に対応
・他社製ボーカロイドの使用はSONICWIREが発行するアクセスキーが必要
・VOCALOID2を使えるようにするためのライブラリーインポートツールは付属しない
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ミク日本語と英語 |
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ピアプロスタジオ 64bit版 [VOCALOID][CUBASE]
[VOCALOID] ピアプロスタジオをStudioOneなしで起動する
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[VOCALOID] 洛天依が届くまで
[VOCALOID] 洛天依を歌わせるには
以上、参考になれば幸いです。
2013年12月14日土曜日
[Unity3D] MonoDevelopのテキストエディターを使いやすくする
Unityの最新バージョンをインストールしたら付属のMonoDevelopのバージョンが上がってました。
その影響でエディターの設定が変わってしまいました。
毎回設定箇所を探すのに時間がかかるの自分好みの設定をまとめてみました。
MonoDevelopを起動してメニューの
Window - Options
をクリックして設定画面を開きます。
の
Hilight current lineです。
の
Show invisible characters を Always に変更します。
右側、C# FromatのEditをクリックします。
※下のスクリーンショットは既に設定済みの状態です。 Edit Profile画面が表示されるのでCategoryからBraceを選択します。
画面左半分のすべての項目を「End of line」に変更します。
他にもたくさん項目がありますし、Mtkの好みの設定なのですべておすすめというわけではありませんが、設定次第で効率を上げることが出来ると思います。
おまけ
カーソル移動に合せて画面もスクロールしてしまいとても困ります。
ソースを開いているタブを×ボタンクリックで閉じ、もう一度開きなおすと一時的に直るようです。 参考情報
http://answers.unity3d.com/questions/574075/monodevelop-401-unity-43-code-folding-bug.html
以上、参考になれば幸いです。
その影響でエディターの設定が変わってしまいました。
毎回設定箇所を探すのに時間がかかるの自分好みの設定をまとめてみました。
MonoDevelopを起動してメニューの
Window - Options
をクリックして設定画面を開きます。
フォントの種類・大きさの設定
Environment - Fontsです。カーソルがある行をハイライトで強調する
Text Editor - Makers and Rulersの
Hilight current lineです。
TABや改行を記号で表示する
Text Editor - Makers and Rulersの
Show invisible characters を Always に変更します。
クラス名やメソッド名のブレース{}を改行させない(C#)
左側、Source Code - Code Formatting - C# source codeを選択し右側、C# FromatのEditをクリックします。
※下のスクリーンショットは既に設定済みの状態です。 Edit Profile画面が表示されるのでCategoryからBraceを選択します。
画面左半分のすべての項目を「End of line」に変更します。
他にもたくさん項目がありますし、Mtkの好みの設定なのですべておすすめというわけではありませんが、設定次第で効率を上げることが出来ると思います。
おまけ
ソースコードを上書き保存するとカーソルが勝手に1行目に移動してしまう怪現象
ソースコード編集中に上書き保存するとカーソルが1行目に移動してしまうことがあります。カーソル移動に合せて画面もスクロールしてしまいとても困ります。
ソースを開いているタブを×ボタンクリックで閉じ、もう一度開きなおすと一時的に直るようです。 参考情報
http://answers.unity3d.com/questions/574075/monodevelop-401-unity-43-code-folding-bug.html
以上、参考になれば幸いです。
2013年12月6日金曜日
CUBASE7.5をインストールしました [VOCALOID][ ピアプロスタジオ]
CUBASEを7から7.5にバージョンアップしました。
バージョンアップする前から気にある点がいくつかあったのでまとめてみました。
環境は次の通りです。
・Windows8 64bit
・CUBASE7.5 64bit
eLicenser Control Centerの最新版をダウンロードしてインストールします。
http://japan.steinberg.net/jp/support/downloads/elcc.html
PC本体のBIOSや、USBオーディオインターフェイスやMIDIキーボード等の周辺機器のデバイスドライバー、Windows Updateの修正モジュールなども最新をインストールしておくことをおすすめします。
2.
eLicenser Control Centerを起動してアクティベーションコードの入力をします。
3.
CUBASE7.5のインストーラーディスクからインストールします。
ちなみにバージョンアップを申し込んで送られてきたのはアクティベーションコードとHALion Sonic SE2 のインストールディスクのみです。
CUBASE7.5本体はインターネット経由でダウンロードしインストールします。
のファイルをサブフォルダーごと
C:\Users\ログインユーザー名\AppData\Roaming\Steinberg\Cubase 7.5_64\Presets
にコピーします。
「ファイル名を指定して実行」か「コマンドプロンプト」に次のコマンドを入力し実行すればあっという間に終わります。
xcopy "C:\Program Files\Steinberg\Cubase 7.5\Presets" "%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Steinberg\Cubase 7.5_64\Presets" /T /E /I
※「xcopy」から「/I」まで1行で入力してください。
インストールは以上です、以下は新機能(一部)のチェックです。
6から6.5へのバージョンアップは上書きだったのでちょっと驚きです。
プログラムの数を比較してみました。
前バージョンにはなかったバーチャルアナログシンセサイザーTripのプリセットが増えました。
前バージョンのHalion Sonic SEの「Sloid Gutar VX」というプログラムには8種類のエクスプレッションがありますが、2でも同じです。 なお、単体製品として「HALion Sonic 2」(SEがつかない)が発売されています。この製品は買ってないのですがマニュアルを見るとエクスプレッションが増えているようです。
「Strat Guitar XXL」というプリセットのスクリーンショットですが、左上赤枠内のEXPRESSIONSを見ると6種類のエクスプレッションが表示されています。
スクロールバーのサイズから推測するとEXPRESSIONSはさらに下に続いており、10種類くらい選べるように見えます。
製品版とは別物のようです。
このオプションはHALion Sonic SE 2」で使えました。
HALion Sonic SE 2はTripとエフェクターが追加された以外ほとんど変わってないので戸惑うことはありませんでした。
LoopMash 2はオーディオのサンプルを特定のルールでスライスして並び替えるサンプラーでした。
7.5で追加された「LoopMash FX」はLoopMash 2とは全く異なるエフェクトプラグインです。
オーディオトラックを徐々にピッチダウンするテープストップやダブステップでよく使われる(?)スタッターが簡単に表現できます。
前バージョンまでは同じことをするには、音源をオーディオトラックに変換してピッチエンベロープ処理したりスライスして並べ替えたりと、とても手間がかかりました。
「LoopMash FX」はエフェクトとしてインサートしMIDIやオートメーションで処理できます。
CUBASE7.5では「Groove Agent SE 4」というVSTプラグインが付属します。
これは「Groove Agent 3」のようなドラム音源ではなく、前バージョンに付属していたGroove Agent ONEのようなサンプラーです。
Groove Agent SE 4はGroove Agent Oneと共存します。Groove Agent Oneは上書きされません。
プリセットは相変わらずドラム中心です。
個人的には最大の変更箇所だと思ったのが「Mute Gr.(ミュートグループ)」が「Excl」という名前に変わったことです。(どこを探しても見つからないと思ったら名前が違うのだから見つかるはずがありません)
Groove Agent ONEのサンプル編集機能はピッチシフトとフィルター程度でしたが、「Groove Agent SE 4」ではエンベロープをかけたりサンプルを再生する範囲の指定などができるようになりました。
ピッチをランダマイズできるのでトリッキーな音作りができそうです。
その他タイムストレッチできたりエフェクトが内蔵されたりMIDIシーケンスの再生ができたり、と大幅に機能が強化されました。
下の画像は前バージョンのものです。 CUBASE7.5ではトラックの種類にかかわらずプロジェクト内で使用しているVSTインストゥルメントはすべてVSTインストゥルメントウィンドウに表示されるようになりました。
検索機能もついてます。
ピアプロスタジオ のようにマルチアウト(パラレルアウト)のVSTiもインストゥルメントトラックでフルに活用できるようになりました。
設定の手間は相変わらずですが「操作したいトラックがどれだか分からない」ということは少なくなりそうです。
それにしても「出力を有効 (Activate Outputs)」とはCUBASEの難しさを感じる言葉です。マニュアルを読むまでさっぱり分かりませんでした。
「出力を有効」をクリックして設定するとインストゥルメントトラックの2チャンネル目以降の音源が扱えるようになります。
C:\Program Files\Steinberg\Cubase 7.5\VST3
にある
LoopMash FX.vst3
と
Cubase Plug-in Set.vst3
を
C:\Program Files\Steinberg\Cubase 7.5\VST3
にコピーするのですが、後者は同じ名前のファイルが既に存在するので上書きすることになります。不具合があったら戻せるように上書き前のファイルをバックアップしてください。
ファイルコピー後、デバイス - プラグイン情報 を開いて更新ボタンをクリックしてください。
詳しくは [CUBASE] CUBASE7のインストールとトラブル にて。
他にも沢山の変更点がありました。人それぞれですがバージョンアップして良かったと思ってます。
関連ブログ
[CUBASE] CUBASE7のインストールとトラブル
[CUBASE] CUBASE6のバージョンアップのトラブル
[CUBASE] スペクトルモニターの精度
[CUBASE] 「突然音が出なくなった」を解決する
[Windows] オーディオ再生中にノイズが鳴る
[CUBASE][StudioOne] wavファイルの書き出しは要注意
[VOCALOID][StudioOne] 初音ミクV3とピアプロスタジオ
[VOCALOID][StudioOne] KAITO V3 とピアプロスタジオ
[VOCALOID][CUBASE] ピアプロスタジオ 64bit版
[VOCALOID][CUBASE] VOCALOID Editor for CUBASE(ボカキュー)で何が変わるか?
[VOCALOID Editor for CUBASE] ボーカロイドをMIDIキーボードで入力する
[VOCALOID] CUBASEで「ぼかりす」(VocaListener)っぽいことをする
以上、参考になれば幸いです。
バージョンアップする前から気にある点がいくつかあったのでまとめてみました。
環境は次の通りです。
・Windows8 64bit
・CUBASE7.5 64bit
インストール方法
1.eLicenser Control Centerの最新版をダウンロードしてインストールします。
http://japan.steinberg.net/jp/support/downloads/elcc.html
PC本体のBIOSや、USBオーディオインターフェイスやMIDIキーボード等の周辺機器のデバイスドライバー、Windows Updateの修正モジュールなども最新をインストールしておくことをおすすめします。
2.
eLicenser Control Centerを起動してアクティベーションコードの入力をします。
3.
CUBASE7.5のインストーラーディスクからインストールします。
ちなみにバージョンアップを申し込んで送られてきたのはアクティベーションコードとHALion Sonic SE2 のインストールディスクのみです。
CUBASE7.5本体はインターネット経由でダウンロードしインストールします。
ロジカルエディターやMIDIインサートプラグインのプリセットがない
C:\Program Files\Steinberg\Cubase 7.5\Presetsのファイルをサブフォルダーごと
C:\Users\ログインユーザー名\AppData\Roaming\Steinberg\Cubase 7.5_64\Presets
にコピーします。
「ファイル名を指定して実行」か「コマンドプロンプト」に次のコマンドを入力し実行すればあっという間に終わります。
xcopy "C:\Program Files\Steinberg\Cubase 7.5\Presets" "%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Steinberg\Cubase 7.5_64\Presets" /T /E /I
※「xcopy」から「/I」まで1行で入力してください。
インストールは以上です、以下は新機能(一部)のチェックです。
CUBASE7.5とCUBASE7は共存
CUBASE7がインストール済みのPCにCUBASE7.5をインストールすると、それぞれ使用できます。 7.5で追加されたGrrove Agent SE 4は7でも使えました。6から6.5へのバージョンアップは上書きだったのでちょっと驚きです。
ボカキュー(VOCALOID Editor for CUBASE)は使えるか?
7.5でも ボカキュー は使えました。HALion Sonic SE 2のプログラム(音色)は増えたか?
CUBASE7.5ではHALion Sonic SEがバージョンアップ版「HALion Sonic SE 2」に上書きされます。プログラムの数を比較してみました。
Library Name |
HALion Sonic SE 2
|
HALion Sonic SE
|
Artist |
406 |
406 |
Basic |
185 |
185 |
Hybrid |
300 |
300 |
Pro |
366 |
366 |
Trip |
153 |
0 |
HALion Sonic SE 2のエクスプレッション(アーティキュレーション・奏法のサンプル)は増えたか?
増えてませんでした。前バージョンのHalion Sonic SEの「Sloid Gutar VX」というプログラムには8種類のエクスプレッションがありますが、2でも同じです。 なお、単体製品として「HALion Sonic 2」(SEがつかない)が発売されています。この製品は買ってないのですがマニュアルを見るとエクスプレッションが増えているようです。
「Strat Guitar XXL」というプリセットのスクリーンショットですが、左上赤枠内のEXPRESSIONSを見ると6種類のエクスプレッションが表示されています。
スクロールバーのサイズから推測するとEXPRESSIONSはさらに下に続いており、10種類くらい選べるように見えます。
製品版とは別物のようです。
追加したInstrument SetはHALion Sonic SE 2で使えるか?
過去に「HALion Symphonic Orchestra VST Instrument Set」というHALion Sonic SE用オプションを追加購入しました。このオプションはHALion Sonic SE 2」で使えました。
HALion Sonic SE 2はTripとエフェクターが追加された以外ほとんど変わってないので戸惑うことはありませんでした。
LoopMash FXは何ができる?
CUBASEはだいぶ前のバージョンから「LoopMash 2」というプラグインが付属しています。LoopMash 2はオーディオのサンプルを特定のルールでスライスして並び替えるサンプラーでした。
7.5で追加された「LoopMash FX」はLoopMash 2とは全く異なるエフェクトプラグインです。
オーディオトラックを徐々にピッチダウンするテープストップやダブステップでよく使われる(?)スタッターが簡単に表現できます。
前バージョンまでは同じことをするには、音源をオーディオトラックに変換してピッチエンベロープ処理したりスライスして並べ替えたりと、とても手間がかかりました。
「LoopMash FX」はエフェクトとしてインサートしMIDIやオートメーションで処理できます。
Groove Agent SE 4
現在は販売が終了している製品「Groove Agent 3」はドラム音源でした。CUBASE7.5では「Groove Agent SE 4」というVSTプラグインが付属します。
これは「Groove Agent 3」のようなドラム音源ではなく、前バージョンに付属していたGroove Agent ONEのようなサンプラーです。
Groove Agent SE 4はGroove Agent Oneと共存します。Groove Agent Oneは上書きされません。
プリセットは相変わらずドラム中心です。
個人的には最大の変更箇所だと思ったのが「Mute Gr.(ミュートグループ)」が「Excl」という名前に変わったことです。(どこを探しても見つからないと思ったら名前が違うのだから見つかるはずがありません)
Groove Agent ONEのサンプル編集機能はピッチシフトとフィルター程度でしたが、「Groove Agent SE 4」ではエンベロープをかけたりサンプルを再生する範囲の指定などができるようになりました。
ピッチをランダマイズできるのでトリッキーな音作りができそうです。
その他タイムストレッチできたりエフェクトが内蔵されたりMIDIシーケンスの再生ができたり、と大幅に機能が強化されました。
Instrument (T)rack 2.0 の利便性は?
マルチティンバー音源をパラレルアウトプットで使用するには 「VSTインストゥルメント」を使用するわけですが、は表示が殺風景なうえインストゥルメントと各トラックのつながりが分かりにくいのが難点でした。下の画像は前バージョンのものです。 CUBASE7.5ではトラックの種類にかかわらずプロジェクト内で使用しているVSTインストゥルメントはすべてVSTインストゥルメントウィンドウに表示されるようになりました。
検索機能もついてます。
ピアプロスタジオ のようにマルチアウト(パラレルアウト)のVSTiもインストゥルメントトラックでフルに活用できるようになりました。
設定の手間は相変わらずですが「操作したいトラックがどれだか分からない」ということは少なくなりそうです。
それにしても「出力を有効 (Activate Outputs)」とはCUBASEの難しさを感じる言葉です。マニュアルを読むまでさっぱり分かりませんでした。
「出力を有効」をクリックして設定するとインストゥルメントトラックの2チャンネル目以降の音源が扱えるようになります。
CUBASE7でLoopMash FX、REVelation、Magnet IIを使うには (動作保証外)
CUBASE7 と CUBASE7.5 の両方をインストールておきます。C:\Program Files\Steinberg\Cubase 7.5\VST3
にある
LoopMash FX.vst3
と
Cubase Plug-in Set.vst3
を
C:\Program Files\Steinberg\Cubase 7.5\VST3
にコピーするのですが、後者は同じ名前のファイルが既に存在するので上書きすることになります。不具合があったら戻せるように上書き前のファイルをバックアップしてください。
ファイルコピー後、デバイス - プラグイン情報 を開いて更新ボタンをクリックしてください。
裏技 (動作保証外)
CUBASE7と同様、旧バージョンからアップデートした場合はHALion Oneが、Windows版ならさらにMonologue、Embracer、Tonicが使えます。詳しくは [CUBASE] CUBASE7のインストールとトラブル にて。
他にも沢山の変更点がありました。人それぞれですがバージョンアップして良かったと思ってます。
関連ブログ
[CUBASE] CUBASE7のインストールとトラブル
[CUBASE] CUBASE6のバージョンアップのトラブル
[CUBASE] スペクトルモニターの精度
[CUBASE] 「突然音が出なくなった」を解決する
[Windows] オーディオ再生中にノイズが鳴る
[CUBASE][StudioOne] wavファイルの書き出しは要注意
[VOCALOID][StudioOne] 初音ミクV3とピアプロスタジオ
[VOCALOID][StudioOne] KAITO V3 とピアプロスタジオ
[VOCALOID][CUBASE] ピアプロスタジオ 64bit版
[VOCALOID][CUBASE] VOCALOID Editor for CUBASE(ボカキュー)で何が変わるか?
[VOCALOID Editor for CUBASE] ボーカロイドをMIDIキーボードで入力する
[VOCALOID] CUBASEで「ぼかりす」(VocaListener)っぽいことをする
以上、参考になれば幸いです。