2015年7月、Windows10が公開されました。
1年以内ならWindows7とWindows8.1のユーザーは無料でWindows10にアップグレードできるとのことです。
Windows7をインストールして使っていた古いPCにWindows10をインストールしてみることにしました。
今回はWindows7を残したままWindows10にアップグレードする方法ではなく、Windows7をフォーマットで消去してからWindows10をクリーンインストールする方法を試しました。
この方がハードディスクに不要なファイルを残さずインストールできると思ったためです。
Windows8がWindows8.1に強制アップグレードされた時は無駄なプログラムが残ってしまったのか Internet Explorer 11で動画再生するとプチフリーズが頻発する
という実害がありました。
Windowsの大型アップグレードはクリーンインストールが理想的だと思ってます。
環境
セキュアブート未対応、DDR2世代の激遅マシン
プロダクトキーはWindows10に一度もアップグレードしていないものです
DVD-Rでも可
Windows10のインストール用メディア作成ツールをダウンロードする
公式サイトからWindows10のインストール用メディア作成ツールをダウンロードします。この作業は普段使っているWindows8.1のPCで行いました。http://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
ダウンロード後に実行すると最初にこの画面が表示されます。
ここで「他のPC用に・・・」を選択して次へ進みます。
「このPCを今すぐ・・・」を選択したまま次へ進むと上書きアップグレードされてしまいます。
言語・エディション・アーキテクチャを選択します。
HomeエディションとProエディションは別々にダウンロードする必要があるようです。
64bit版メディア作成ツールをダウンロードしても32bit版のインストール用メディアは作成できるようです。
使用するメディアはUSBフラッシュドライブを選択します。
DVD-Rのドライブとメディアがあればインストール用DVD-Rを作るれるようです。
USBドライブを選択するとダウンロードが始まります。
ダウンロードが終わると自動的にUSBフラッシュドライブに書き込まれます。
公開当日にダウンロードし始めたら書込み終了まで3時間くらいかかりました。
USBフラッシュドライブから起動するようにBIOSを設定する
PCにUSBフラッシュドライブを刺して電源を投入します。POST画面でF10キーを押してBIOSでUSBフラッシュドライブから起動するように設定します。Windows10のインストーラーが起動します。
ウィザード形式で進みます。
途中でプロダクトキーの入力画面がありますがスキップできます。
アップグレードではなくクリーンインストールしたいので、インストールの種類は「カスタム」を選択します。
Windowsのインストール場所を選びます。Windows7のファイルを残したくないのでパーティションをフォーマットして「次へ」
そして・・・
インストールは取り消されました
必要なファイルをインストールできません。
この症状が起きるPCは今のところ解決方法が見当たらず、思わぬ理由でインストールできませんでした。
そもそもアップグレードのクリーンインストールは出来ない
仮にインストールできたとしても、この手順では手持ちのプロダクトキーが認証されません。Windows10のインストール中にWindows7のプロダクトキーを入力しても認証されませんでした。
参考までに
Windows 10 をライセンス認証できない理由
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-10/why-activate-windows-10
「アップグレードするには、Windows 8 または Windows 7 が既に PC にインストールされている必要があります」とのこと。
Windows8のプロダクトキーでインストールできるWindows8.1とはライセンス認証が異なるようです。
Windows7からの正しいアップグレードの手順は次のようになります。
- Windows7をインストールしプロダクトキーを認証する
- Windows7にService Pack1をインストールする
- Windows7でWindows10インストール用メディアのsetup.exeを実行しアップグレードする
アップグレードの手間をかけずにクリーンインストールしたければプロダクトキー付きWindows10の製品を買う必要があります
「インストールは取り消されました」はファイルの破損
インストール中に「インストールは取り消されました」が起きる場合はインストール用メディアのファイルの破損が原因のようです。破損したメディアで正しいアップグレードの手順でインストールしても途中でロールバックされます。
インストール用メディアをDVD-Rにダウンロードし直してインストールしたところアップグレードできました。
2015年8月2日追記
Windows10をインストールするメリットは?
初期のWindows8ではAndroidアプリの開発に大きな支障が出ました。いつの間にか直ってましたが。[Windows8][Android] EclipseをXP互換モードで起動する理由(Can't bind to local 8600 for debugger)
Windows7やWindows8はいずれサポートが切れるため、Windowsパソコンを使い続けるなら将来否応なしにWindows10以降のOSを使うことになります。
そのときに使いたい機能が使えないということが無いように、予備用のパソコンにWindows10をインストールして使ってみればソフトのアップデートや周辺機器の買い換えが必要かどうか見極めておくことができます。
(インストール用メディアのファイルが破損していたようです)
個人的にはWindoww10で新たにサポートされたハイレゾオーディオ機能やバックアップツールの変更点などが気になります。
ですがWindows7からインストールし直しなので実際に使えるのはもっと先になりそうです。
関連ブログ
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パソコンをフォーマットせずにKNOPPIX Linuxを使う
XPパソコンにCentOS Linuxを上書きインストール
[BIOS] 起動しなくなったHP ProLiant ML115 G5が直った
[Windows7] メモリーを増設したら起動しなくなった (Kernel-power イベントID41)
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Windows8 を VirtualBox にインストールする
[ThinkPad] ノートPCのハードディスクをSSDに交換
以上、参考になれば幸いです。
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