digiKam makes it possible to find image files in PC quickly
パソコンに保存された画像ファイルが増えと探すのに手間取ります。そこで digiKam という寄付歓迎のオープンソース・ソフトウェアをインストールしてみました。
digiKam はパソコンやネットワーク共有ドライブに保存された画像をサムネイル表示・検索・タグ付けなどの管理ができるほか、画像編集機能も備えたソフトです。
Adobe Bridgeに似ています。
Windows、Mac、Linux、FreeBSDに対応しています。
多機能なソフトですがインストールからタグ付けまでの方法をまとめてみました。
環境
- Windows 10
- digiKam 4.12.0
※ Windows版digiKamはKDE SCライブラリー由来のバグがあるので要注意とのことです。
ダウンロード
公式サイトからWindows用インストーラーをダウンロードします。http://download.kde.org/stable/digikam/
このブログを書いている時点では digiKam-installer-4.12.0-win32.exe が最新版でした。
インストールと初期設定
ダウンロードしたインストーラーを実行します。インストール後のインストール先フォルダーの容量は 1.33 GB ほどでした。
初回起動はウィザード形式で初期設定する必要があります。
どの項目も後から変更できるのですが、特に大事なのがこの画面。
上のテキストボックスはアルバムに設定するパスで、後から追加できます。
下のテキストボックスはデータベース(SQLite)の保存先のパスです。
このデータベースは設定情報やタグなど、使い勝手を左右する情報が保存されます。
保存先はNTFSフォーマットのドライブかSambaサーバーとされています。
初期値はなぜか ピクチャ フォルダーに設定されているので
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\digiKam
というフォルダーを作ってそこを指定しました。
この後もいくつか設定項目がありますが全て初期値のままにしました。
UIを日本語に設定する方法
日本語化の設定メニューは Settings ではなく Help にあります。メニューの
Help - Switch Appplication Language
を開いて Primary language を Japanese に設定すると、次に digiKam を起動したときに日本語化されます。
※ 以下、英語UIで説明します。
アルバムにフォルダーを追加する方法
メニューのSettings - Configure digiKam
の Collections (コレクション) からアルバムのフォルダーを追加・削除できます。
サブフォルダーのファイルもサムネイル表示する方法
メニューのView - Include Album Sub-Tree (表示 - サブアルバムを含む)
をオンにすると
サブフォルダーのファイルもサムネイル表示されます。
これで画像ファイルが探しやすくなりました。
サムネイルに表示された画像ファイルはドラッグ&ドロップ操作でGIMP・Inkscape・CLIP STUDIO PAINTなどの画像編集ソフトにインポートできました。
ファイルにタグ付けする方法
画像ファイルに「誰が映っていか」や「どこで撮影したか」などの情報をタグとして紐付けておくと後で探しやすくなります。いくつかの操作方法がありますが、個人的に使いやすかった方法を説明します。
ファイルにタグ付けする前に digiKam にタグを登録します。
画面右の Captions/Tags (キャプション/タグ・初期状態ではアイコンだけ表示されている) をクリックして Tagsタブを開きます。
青地の Tags ツリーを右クリックして New Tag をクリックすると Tags ツリーに新しいタグを登録できます。
サムネイルビューから画像を選択して Tagsツリーに追加したタグにチェックを入れて、Apply (適用) ボタンをクリックすればタグ付け完了です。
タグを指定してファイルを探す方法
画面下や画面右の Filters (フィルタ・初期状態ではアイコンだけ表示されている) をクリックして Tags Filter からタグを絞り込んでサムネイル表示できます。絞込解除は画面下の赤い×ボタン。
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以上、参考になれば幸いです。
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