How to automate WahWah
CUBASE に付属する WahWah はエレキギターによく使われるバンドパスフィルターです。WahWahを使ってギターの音量に合わせてバンドパス帯域を自動で上げ下げするオートワウを組む方法を試してみました。
環境
- Windows 10
- CUBASE Pro 9
- ASIO対応オーディオインターフェイス
今回はCUBASEにオーディオトラックを追加してオーディオインターフェイスに接続したエレキギターにWahWahをかけて試してみました。
オーディオトラックの代わりにインストゥルメントトラックを使っても同じことができます。
サイドチェーンでオートワウできるが問題がある
WahWahはサイドチェーンをかければオートワウができます。ところがサイドチェーンは別のトラックのエフェクトの動作をコントロールする機能です。
WahWahをインサートしたオーディオトラックはそのWahWahにサイドチェーンすることができません。
FXチャンネルにWahWahをインサートしてサイドチェーンすればオートワウできる
WahWahをオーディオトラックとは別のトラックにインサートすればサイドチェーンを入力させることができます。ここからその手順の説明です。
WahWahをインサートするためにFXチャンネルを追加します。
FXチェンルにWahWahをインサートしサイドチェーンを有効にします。
次はオーディオトラックのチャンネル設定を変更します。
オーディオトラックのチャンネル設定で、出力先をFXチャンネルに設定します。
オーディオトラックのSendを有効にしてSend先をFXチャンネルの Ins. 1 - WahWah に設定します。
WahWahのサイドチェーンは0dBに近いレベルをSendしないと反応がありませんでした。
今回はシングルコイルピックアップのストラトで試したのですが、Pre GainとSendレベルをプラス側に大きく設定してオートワウ効果が得られました。
クリッピングを防ぐためにCompressorやMaxmizerをインサートして音量調整した方がいいと思います。
これでオートワウできるようになりました。
VST Bass Amp の Envelope Filter なら簡単にできる
VST Bass Amp の Envelope Filter は音量に合わせてフィルターの効果が変わるエフェクトです。Envelope Filter ならインサートするだけで簡単にオートワウに近い効果が得られます。
なお、VST Amp Rack はサイドチェーンが使えず Envelope Filter もないので VST Amp Rack でオートワウする方法は今のところ未確認です。
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