Can Metasequoia EX import and export compatible FBX files
CG動画やゲーム開発に使われる3次元CGはFBXフォーマットがデファクトスタンダードです。FBXを扱うならAutodesk製品が最善策ですがコストがネックです。
無料で使えるBlenderはFBXのインポートやエクスポートができないことがあり悩みの種です。
そこで前回は Shade3D Basicを使ってFBXファイルをインポート・エクスポート してみたところ、シェイプ(頂点モーフ)が削除されることがわかりました。
今回は Metasequoia EX でFBXファイルのインポートとエクスポートをしてみました。
環境
- Windows 10
- Metasequoia EX 4.5
Metasequoia EXを選んだ理由
Metasequoia EXを選んだ理由は次のとおりです。- 値段が安い (2万円くらい)
- FBXファイルのインポートとエクスポートができる
- 頂点モーフ機能がある
FBXファイルをインポートした結果
ユニティテクノロジーズジャパンのUnityアセット・ユニティちゃんのFBXファイルをMetasequoiaにインポートしました。Blenderのように顔が散らかりません。
各材質にテクスチャ画像ファイルを指定して下のようになりました。
デフォルトでは全ての頂点モーフが合成されるため目やまゆ毛がたくさん表示されますが、オブジェクトビューで非表示にできます。
モーフを使ってみたところ、口は動作しましたが
目やまゆ毛のモーフは問答無用で削除されました。
FBXファイルをエクスポートした結果
Metasequoia からエクスポートしたユニティちゃんをCLIP STUDIO MODELERやBlenderにインポートしたら顔が消えたり、服の形が変わっていました。下の画像はCLIP STUDIO MODELERにインポートした結果です。
顔がなくなりました。
ユニティちゃんは3次元キャラクターとしては珍しく服を重ね着しているのですが、上着から見えないはずの服がはみ出ています。
下の画像はBlenderにインポートした結果です。CLIP STUDIO MODELERとは違う形で服がはみ出ています。
Pose modeで動かすとウェイトがおかしいことがわかりました。
まとめ
MetasequoiaでユニティちゃんのFBXファイルをインポート・エクスポートすると結果、Blendeとは違うところで互換性が保たれないことがわかりました。ですが全てのFBXでこの現象が起きるわけではありません。Metasequoiaでモーフやウェイトが正常にエクスポートできるモデルもありました。
BlenderにインポートできないFBXファイルがMetasequoiaにインポートできることもありました。
現時点でなるべく安くFBXフォーマットを交換したければMetasequoiaとBlenderの両刀使いがよさそうです。
※このブログを書いているのは ZBrush Core が正式発表直前のため、近い将来評価が変わる場合があります。
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以上、参考になれば幸いです。
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