2016年6月18日土曜日

[Android Studio] Xamarin で実行可能な jar (Javaライブラリー) の作り方

How to create JAR libraries for Xamarin.Android

XamarinはC#でAndroidやiOSなどのアプリケーションを開発できるマルチプラットフォーム開発ツールです。
Android向けXamarinアプリは Bindings Library でjarファイルを実行することもできます。
jarファイルはJavaのコンパイル済みクラスをまとめたライブラリーファイルです。
ただしEclipseのみで作ったjarファイルは実行できませんでした。
Android向けXamarinで実行できるjarファイルをAndroid Studioで作る方法をまとめました。


環境

このブログを書いた時点の最新バージョンを使っています。
  • Windows 10
  • Android Studio 2.1
  • Java SE Development Kit 8u91


jarライブラリー化したいクラスを決める

今回はシンプルに現在日時を文字列で返すクラスをjarライブラリー化します。
ソースは次の通りです。

StringDate.java



Android Studio で クラスをjarファイル化する

プロジェクトにModuleを追加する

新規プロジェクトを作っても既存のプロジェクトを使ってもいいです。
Android StudioのProjectウィンドウを右クリックし、
New - Module
を追加します。
blog.fujiu.jp [Android] Xamarin で実行できる jar (Javaライブラリー) の作り方

Moduleの種類はAndroid Libraryを選びます。

Moduleの名前は fujiujp_libs としました。
今回jar化したいクラスは Try-with-resources を使っているので Minimum SDKは19以上に設定する必要がありました。
Minimum SDKはGradleのminSdkVersionを修正して変更することもできます。

ModuleにJavaクラスを追加する

Projectウィンドウのfujiujp_libsのツリーを開いてJavaクラスを追加します。

Gradleファイルにスクリプトを追記する

Projectウィンドウの Gradle Scripts のツリーを開いて build.gradle (Module: fujiujp_libs) を編集します。
このファイルに次のコードを追記します。




jarファイルをビルドする

Gradleウィンドウを開いて左上の Refresh All Gradle Projects をクリックします。

fujiujplibsというGradleが追加されるのでツリーを開いて
Task - other fujiuJpJar
をダブルクリックします。


これでプロジェクトフォルダーの fujiujp_jar\libs\ に FujiuJpLib.jar という名前でjarファイルができました。

次回はこのjarファイルのクラスをXamarinから実行します。



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以上、参考になれば幸いです。

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