How to run Eclipse Che on Windows
2016年3月、Webブラウザーで利用できる統合開発ツール Eclipse Che が正式公開されました。今までのEclipseと違い、仮想OSとアプリケーションをひとまとめにしたイメージ(コンテナ)を実行するDockerというエミュレーターで動作します。
コンテナ化によりEclipse CheはWindowsやMacに限らずクラウドで稼働させても全く同じように利用できとのことです。
実際に使ってみたのでインストールする手順をまとめてみました。
環境
- Windows 10
BIOSの仮想化支援機能を有効に設定済み - Eclipse Cheは初期設定で8080番のポートを使うので8080番を使うWebサーバー(IIS、apache、nginxなど)は稼働させない
Java1.8 と Docker Toolbox をインストールする
Eclipse Cheの動作に必要なJava1.8とDocker Toolboxをインストールします。今回は下記サイトからJava SE Development Kit 8をダウンロードしてインストールしました。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.html
Docker Toolboxは公式サイトからダウンロードしてインストールしました。
Virtual BoxやGit for Windowsなどが含まれていますがそれらも必要なので全てインストールします。
https://www.docker.com/products/docker-toolbox
Eclipse Cheをダウンロードする
Eclipse Cheを公式サイトからダウンロードします。http://www.eclipse.org/che/download/
今回はZIP Packageをダウンロードして
D:\eclipse-che-4.0.1
に解凍して使います。
環境変数を設定する
JAVA_HOME というJava1.8のインストールパスへの環境変数が必要です。また、Git for WindowsのインストールパスがPATH環境変数に含まれている必要があるようです。
Eclipse Che を起動する
Dockerはコマンドラインで操作します。Dockerを起動し、Eclipse Cheを展開したサブフォルダーの
bin\che.bat run
を実行します。
今回は D:\eclipse-che-4.0.1 に展開したので
/d/eclipse-che-4.0.1/bin/che.bat run
と入力します。
時間がかかりますがDockerのコンソール出力が落ち着いたら
Webブラウザーで
http://localhost:8080
を開いてこんな画面が表示されたらインストール成功です。
次回はEclipse Cheを使ってみます。
次回を書きました → [Docker] Eclipse Che でプログラミングする方法 [Java]
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以上、参考になれば幸いです。
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