Android Studioは長いことベータ版の公開が続いていましたが、2014年12月に1.0が公開されたので使ってみました。
Android Studioとは
Google公式のアンドロイドアプリケーション開発環境です。IntelliJ IDEAをベースに構築されています。Eclilpseと比べてAndroid Studioの優位な点はビルド方法の違う複数種類のapkを生成できる点などでしょうか。
環境
・Windows8.1・Android Studio 1.0
Android Studioのインストール
Android Studioは次のリンク先からダウンロードできます。http://developer.android.com/sdk/index.html
Windows用exeファイルをダウンロードして実行すればインストールできます。
ですが、個人的にインストーラー形式よりポータブル形式の方が好きなのでリンク先の下の方にある
android-studio-ide-(略)-windows.zip
をダウンロードして解凍して使うことにしました。
ポータブル形式を使う場合はリンク先にあるSDK Tools Onlyもダウンロードする必要があります。
SDK ToolsはEclipse用に使っていたものがそのまま使えました。
Java SE Development Kit 7 (JDK7)のインストール
Android Studioを使うにはJDK7が必要です。インストールしてない場合はJDK7は次のリンク先からダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/jp/java/javase/downloads/jdk7-downloads-1880260.html
ライセンスに同意の上、Accept License Agreement をクリックするとダウンロードできます。
32bitならWindows x86を、64bitならWindows x64をインストールします。
Android Studioの起動
Android Studi本体は解凍したフォルダーの bin の下にあります。32bit OSならstudio.exe、64bit OSならstudio64.exeかstudio.exeをダブルクリックで起動すると思います。
初回起動時は設定が必要です。
設定をインポートするか聞かれますがインポートする設定ファイルがないので下を選択してOK
Setup WizardはStandardで。
License Agreementはライセンスに同意したら右下のAcceptを選択してFinish。
この後Buiold-toolsの自動ダウンロードで待たされます。 JDK7がインストールされたパスを聞かれたら設定します。
64bit版Windowsに jdk-7u71-windows-x64.exe をインストールしたのなら
C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_71
のようなパスになると思います。
Eclipseで作ったプロジェクトをインポートする
Android StudioはEclipseを作ったAndroidアプリのプロジェクトをインポートすることが出来ます。Welcome画面でImport Non-Android Stuiod Projectをクリックすると出来ます。
ただしインポートしただけで動くEclipseプロジェクトは少なく、ほとんどはGradleの設定を変える必要があるようです。
フォントの設定を変更する
メニューのFile - Settings
を開いて
Editor - Colors & Fonts - Font
の画面を開きます。初期設定は変更できないようなので「Save As...」ボタンをクリックします。
適当なスキーマ名(SCheme name)を設定します。「MySetting」など
これでフォントの種類や大きさを変更できるようになりました。
エディターに行番号を表示する
メニューのFile - Settings
を開いて
Editor - Appearance
の show Line Numbers をオンにすると表示されます。
エディターにTabを表示する
メニューのFile - Settings
を開いて
Editor - Appearance
の Show whitespacesをオンにすると表示されます。
チュートリアル
下記リンク先にAndroid StudioでAdmobを表示するまでの手順が紹介されてます。https://developers.google.com/mobile-ads-sdk/docs/admob/android/quick-start
英語ですがEclipseでAndroidアプリを開発したことがあれば分かる内容です。
アプリケーションの初期設定ではパッケージ名ではなくドメイン名を入力するとか、Gradleの設定を変えたら「Sync Project with Gradel Files」をクリックする必要があるなど、Eclipseとの違いが分かります。
Projectウィンドウのドロップダウンメニューで表示内容をAndroidにしないとマニフェスト(AndroidManifest.xml)が表示されないのは使いにくいですね。
マニフェストはプロジェクトウィンドウ左上をクリックしてAndroidを選択してここ
build.gradel はプロジェクトウィンドウ左上をクリックしてProjectを選択してここここか、Gradle Scriptsの下
ファイルがごっそり消える現象
Android Studioのインストールフォルダーにサブフォルダーを作ってプロジェクトを保存したら、Android Studioをアップデートした時にプロジェクトがサブフォルダーごと消えました。アップデート時に不要なファイルがフォルダー内にあると自動的に消すようです。
そもそもプログラムフォルダーにデータを保存するのはいいことではありません。
Eclipseとの違い
ごく一部ですがEclipseと比べて戸惑った点を挙げてみました。- マニフェストのxmlファイルを編集するためのGUIがないらしい
- minSdkVersionの設定変更はマニフェストとbuild.gradleの両方を買える必要がある
-
GUIのレイアウトエディターは表示するウィジットをEditModeで実行しているようで、ApplicationContextを使うメソッド(getResourcesなど)を呼び出すウィジットのサブクラスは
The following classes could not be instantiated
というエラー扱いになる
関連ブログ
[Android] Google Play Services APIを使うアプリが動かなくなった[Android] Unable to execute dex でアプリが起動しなくなった
以上、参考になれば幸いです。
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