VOCALOID3のライブラリーは無いのでライブラリーインポートツールを使ってVOCALOID2のライブラリーをインポートしてVOCALOID2とVOCALOID3を比較してみました。
VOCALOID3のメリット
- VOCALOID3のライブラリー(メグッポイドV3、結月ゆかり、IA、Bruno、SeeUなど)が使える
- ミュージカルエディター(ピアノロール)とは別にトラックエディターが追加された
- オーディオファイルを伴奏に使える
- VSTエフェクトが使える、ただし1チャンネル2スロット
- ミキサーに「入力ゲイントリム」が追加されて音量調整が簡単になった
- マスタートラックへのリターンチャンネルが追加された(CubaseのFXチャンネルのような機能)
- Jobプラグインにより拡張性が上がった
※ランダマイズ機能はコマンドからJobプラグインに変更されました
VOCALOID2はノートを動かしてもコントロールパラメーター(DYNやGENなど)は元の位置のままでした。
MtkはそれがイヤでVOCALOID2を使っていた頃はパートやフレーズごとにファイルを分けていました。
VOCALOID3 Editorのトラックエディターはパートごとにノートとコントロールパラメーターをまとめて移動できます。
ピアノロールを使えば今まで通りノートだけの移動もできます。
VOCALOID3でできないこと
- Rewire(スレーブ)が無くなってDAWと連携できなくなった
- VSTプラグインとしての機能(VOCALOID2_Realtime.dll)が無くなってMIDIキーボードで音を出すことができなくなった
- VSTエフェクトのパラ-メーターやリターンチャンネルへのSend量をオートメーションで操作できない
VOCALOID2と変わらない点は次の通りです。
- ノートの入力方法はSMF(midファイル)をインポートするか、PCのマウスとキーボードで入力する
- ASIOドライバー非対応
- 初代VOCALOID(MEIKO、KAITO)のライブラリーはインポートできない
- 32bitのみ
VOCALOID3 EditorのライブラリーインポートツールはVOCALOID2のライブラリーをVOCALOID3 Editorで操作できるだけのもので、表現は変わりません。
歌手の表現の変化を求めるなら、VOCALOID3 Editorではなく初音ミクAppendや鏡音リンレンAppendを買い足した方がいいと思います。
DAWとの連携機能が完全に削除された一方、スタンドアローンでの使い勝手が向上しました。
VOCALOID3のライブラリーを買う予定がなければ不要だけど、あったら便利といった具合です。
以上、参考になれば幸いです。
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