2012年7月28日土曜日

[Android] WebView の FATAL EXCEPTION を解決する

Ho to fix FATAL EXCEPTION on WebView

ActivityにWebViewをオーバーレイ配置したAndroidアプリを開発していたのですが、WebView内のコンテンツをタップしたらエラーによりアプリが強制終了してしまうバグがでてしまいました。
エラーが起きたときのLogCatはこのような内容です。
Webコンテンツをクリックしたとき、ブラウザーを起動する処理に失敗するようです。
エラーが起きるアプリと起きないアプリがあり、原因は特定できませんでした。
改善前のソースです。
※エラーが起きるものと仮定したソースです。このソースを実行しても必ずエラーになるわけではありません。
Activity (Main.java)
マニフェスト(AndroidManifest.xml)
LogCatのスクリーンショット

WebViewをタップしても強制終了しないように改善したソースです。
Activity (Main.java) ※マニフェストの変更はありません。

改善した点は、ブラウザーが起動する処理をOSに任せず、WebViewClientのインスタンスを生成しIntentでブラウザーを起動させるところです。
これでエラーが起きなくなりました。

ちなみに「Is this really what you want?」というエラーメッセージは ContextImpl.java のソースにハードコーディングされてました。
http://grepcode.com/file/repository.grepcode.com/java/ext/com.google.android/android/2.2_r1.1/android/app/ContextImpl.java
intent.getFlags()を条件によって例外が起きるようです。

以上、参考になれば幸いです。

2012年7月21日土曜日

[Android] WebViewを使うときの注意点

What to be careful about the WebView widget.

先日、ActivityにWebViewを配置したアプリケーションを作っていたら妙な挙動に気付きました。
ActivityにボタンとYahoo! JapanのWebページを表示するだけの動作を期待して作ったアプリのソースです。

Activity(Main.java)
レイアウト(activity_main.xml)
マニフェスト(AndroidManifest.xml)
しかし、起動してみるとWebページはActivityに表示されず、ブラウザーが起動してしまいます
※Yahoo!を表示させるアプリを作っていたわけではないのですが、動作テスト中に偶然発見しました。

原因は、http://yahoo.co.jp をAndroid端末で開くと http://m.yahoo.co.jp/ にリダイレクトされるためでした。
URLのリダイレクトはYahoo!の仕様です。
そして、リダイレクト先のWebページ開くためにブラウザーを起動するのはAndroidの仕様です。
あらかじめリダイレクト先のURLを表示するようにソースを修正したら期待通りになりました。

修正後のActivity(Main.java)

WebViewウィジットで使用するWebコンテンツを作るときはページの遷移方法は注意深く設定しなければいけないようです。
※Googleで検索したらWebViewのサブクラスを作ってブラウザーを起動させない方法を紹介している方もいらっしゃいました。

関連ブログ
[Android] Webコンテンツを強制的に表示するには

以上、参考になれば幸いです。

2012年7月14日土曜日

[Android] アプリの履歴を調べるアプリの作り方

How to get the histories of applications

Androidには過去に起動したタスクを調べるための RecentTaskInfo というクラスがあります。
http://developer.android.com/intl/ja/reference/android/app/ActivityManager.RecentTaskInfo.html

このクラスを使ったサンプルを作ってみました。
android.permission.GET_TASKS というパーミッションが必要です。

マニフェスト(AndroidManifest.xml)
Activity(Main.java)
これをIS01で実行してみました。
知らないアプリが勝手に起動していることが分かります。
ActivityManagerクラスには他にも RunningTaskInfo や RunningAppProcessInfo などおもしろそうなクラスがあります。

以上、参考になれば幸いです。

2012年7月7日土曜日

[Android] 逆向き画面(Reverse screen)を検知する

TODOHow to know tha the screen orientation is reverse or not.
Android2.2から画面の逆向き表示が可能になりました。
Activityが逆向きかどうかを知るにはこの様なコードで知ることができます。

ただしgetRotationメソッドはAndroid2.2から追加されたメソッドです
Android2.1以前の端末では上のコードはエラーになります。

そこで、Javaのリフレクションを使ってAndroidのバージョンを限定せずに逆向きを検知するサンプルを作ってみました。

Activity (Main.java)
※パーミッション不要のためマニフェストは省略します。

画面が逆向きならToastを表示します。

なお、逆向き表示できるかどうかは端末に依存するようです。
Android2.2にバージョンアップしたLYNX3D SH-03Cは逆横はできますが逆縦はできませんでした。

以上、参考になれば幸いです。