2016年6月11日土曜日

外付けハードディスクを完全消去して処分する方法

How to erase hard disk drives perfectly

ハードディスクに保存されたファイルは削除しても簡単に復元できることがあります。
物理フォーマットして消去しても高い技術力があれば消去する前の情報が復元できると言われています。

パソコンをはじめ最近のゲーム機やテレビ録画機にはハードディスクが内蔵されています。
これらのハードディスクには個人情報や人に知られたくない情報も少なからず記録されています。
ハードディスクを処分する際には可能な限り復元できないように消去したいものです。


環境

  • Windows 10


VirtualBoxにLinux OSをインストールする

CD-ROMドライブやUSBメモリードライブから起動して完全消去するソフトはいくつかありましたが、ほとんどが内蔵ドライブを消去するためのソフトでした。
Windowsで外付けドライブを消去するため、VirtualBoxにUbuntu Linuxをインストールして消去することにしました。
blog.fujiu.jp 外付けハードディスクを完全消去する


フォーマットしたいハードディスクをUSB接続できる装置に接続する

ハードディスクにはSATA、SAS、IDEなど複数の接続規格があります。
規格にあったUSB接続できるケースを買って設置します。
下の画像はIDE規格のハードディスクをUSB接続するケースです。
これでPCにUSB接続できます。


USBハードディスクをVirtualBoxに接続する

パソコンにハードディスクをUSBケーブルで接続します。
VirtualBoxを管理者として実行します。
接続したUSBハードディスクをVirtualBoxの
デバイス - USB
からチェックを入れます
これでLinux OSにUSBハードディスクが接続されました。


USBハードディスクのデバイスパスを調べる

消去したくない外付けハードディスクが接続されている場合は誤って消去しないように全て取り外します。
Gpartedを起動します。
インストールされてない場合は次のコマンドでインストールします。
sudo apt-get install gparted

Gpartedの画面右上のドロップダウンメニューから目的のUSBハードディスクを探します。
/dev/sda の下に /dev/sdb とか /dev/sdc があるはずです。
今回は /dev/sdb でした。


ddコマンドでハードディスクにランダムな内容を書き込みする

次のコマンドで /dev/sdb にランダムな内容を先頭から順に書き込みます。


最後まで書き込みが終わると次のメッセージが表示されます。


これを数回繰り返せば復元はほぼ不可能です。

最後まで書き込みが終わるには、容量に比例して時間がかかります。
強制終了する場合は、Ctrlキーを押しながらCキーを押します。

120GB、7200rpmのハードディスクを途中で強制終了した結果は次の通りでした。

1950380+0 レコード入力
1950380+0 レコード出力
7988756480 バイト (8.0 GB) コピーされました、 720.32 秒、 11.1 MB/秒

1GB当たり90秒、120GB全体で3時間かかる見込みでした。

ハードディスクは先頭にファイルの配置情報が記録されるので、最初の数GBをランダムに書き込むだけでも復元を困難にできます。

消去後は無料で合法の手段で処分する

消去して不要になったハードディスクはリサイクル業者に処分してもらいました。
不要になったパソコンを無料で廃棄する方法


なぜランダムな内容で復元を防げるのか

消去したハードディスクを復元する方法は、ハードディスクを分解し中のプラッターを電子顕微鏡で撮影し、ヘッドの通り道の脇に残った磁粉の並び方解析して消去する前の情報を復元するという手法です。
気の遠くなる作業ですが、技術の進歩次第で瞬時に解析される可能性があります。
ランダムな内容を繰返し上書きすれば脇に残った情報からの復元が困難になります。

USBメモリードライブやSSDは同じ手法で復元できません。



関連ブログ

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(失敗談) ハードディスクを処分する
[Windows8] Paragon Hard Disk Manager

以上、参考になれば幸いです。

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