2015年10月3日土曜日

[ThinkPad] ノートPCのメモリー(RAMモジュール)を交換しました

How to exchange the laptop's RAM modules
ノートPCのメモリーを増設したのでその手順をまとめてみました。

対象

・ThinkPad E430


メモリーを増やすメリット

そもそもハードディスクをSSDに交換してから動作速度は快適なのですが、それでもメモリーを増やすメリットを挙げてみます。
  1. スワップによるSSDへの書き込みが減るのでSSDの寿命が延びそう
  2. PCパーツは世代交代が激しいのでこのPC用メモリー(DDR3)は近い将来価格が上がったり流通量が減って入手しにくくなる
  3. メモリーの空き領域をRAMドライブとして使いたい

メモリーを増やすデメリット

メモリーを増やした後に起きそうなデメリット(弊害)も挙げてみます。
  1. 消費電力が上がる
  2. 発熱量が上がる
  3. Windows8/8.1の場合、ハイバネーションファイル(hiberfil.sys)の容量が大きくなる
今回はノートPCなので上の2つのデメリットは深刻です。
メーカーの仕様の範囲で使う限りは大丈夫だと思いますが、メモリーを増やした後に動作が不安定になったら元に戻せる用意が必要だと思います。


交換作業

交換方法はPDFマニュアルに載っているので必要なら印刷して見ながら作業するといいと思います。

ネジを外して背面カバーを外します。
外したついでにサーマルファン付近のほこりも掃除しました。

このPCは2つのRAMモジュールのスロットに標準で2枚のメモリーが取り付けられてます。これを2枚とも外して容量が大きい2枚のメモリーと交換します。
外し方は左右の金属パーツのラッチ部分を軽く広げるとメモリーの基板が起き上がるのでそれを外すだけです。
あまり力を入れすぎると破損してしまいます。最悪の場合マザーボード交換で新品を買うのと同じくらいの修理費がかかると思います。

1枚目を外したらその下の2枚目も外します。

標準メモリーの2枚を外したら新しいメモリーを2枚とも取り付けます。
RAMモジュールを軽く押し込むとラッチがパチンと閉まります。


交換後

交換後はなぜかBluetoothマウスの再ペアリングが必要でした

メモリーが正しく認識されているかは
タスクバー右クリック - タスクマネージャー
のパフォーマンスで確認できます。
他社製の古いPCはハードウェア構成を変えたらBIOSを初期化(CMOSクリアー)しないと動作が安定しませんでしたが、こPCは問題なく動いてます。
体感速度の変化はありませんでした。
Windowsの最大のボトルネックはディスクI/Oのようです。

動画編集ソフトVegasProのクラッシュのしやすさも変わりませんでした。


今回のRAMを交換したPCはDDR3規格でした。
このブログを書いている時点では新しいDDR4規格のRAMが普及しはじめ、近い将来DDR3の流通量が減り価格も上昇することが予想されます。
PCの動作速度に不満はなくても増設可能だったり予算があったりしたら交換や増設の検討をお勧めします。

関連ブログ

[ThinkPad] ノートPCのハードディスクをSSDに交換
[ThinkPad] サーマルファン故障
[ThinkPad] ThinkPad Edgeが起動しなくなった
[BIOS] 起動しなくなったHP ProLiant ML115 G5が直った
[Windows7] メモリーを増設したら起動しなくなった (Kernel-power イベントID41)
夏に負けないパソコンのメンテナンス2015年版

以上、参考になれば幸いです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。