2015年9月26日土曜日

VOCALOIDの歌声ファイルを外付けハードディスクドライブに移動する方法

How to move VOCALOID libraries to the external drive
ボーカロイドの新製品発売と大容量化が止まりません。
2007年に発売したVOCALOID2版初音ミクはインストールに必要な空き容量が700MBほどでしたが2014年の初音ミクV3は25GBに増えました。

2016年に初音ミクV4Xの発売が予定されてますが、ベータ版は1つの歌声ライブラリーで約1.9GBでした。
製品版初音ミクV4X容量はまだ不明ですが巡音ルカV4Xのように数十GB以上になると思われます。
他にもインストールしたいボーカロイドがあればVOCALOID3世代以降なら1つの歌声ごとに数GB以上の容量が必要になります。

このままではCドライブがいくらあっても足りないので、既にインストール済のボーカロイドの歌声ライブラリーのファイルを外付けハードディスクドライブ(HDD)に移動する手順をまとめてみました。


試した環境

・Windows8.1 64bit版
・USB接続の外付けHDD

これから説明する内容は、数ある製品のうちの一部を検証した結果です。
設定変更の前にシステム全体をバックアップし、万が一の時に元に戻せるようにしておくことをお勧めします。
Windows10のバックアップと復元を使ってみました


外付けHDDは高速なものがお勧め

ボーカロイドの歌声はHDDの動作が低速だと音飛びします。
外付けHDDは容量が大きいだけでなく回転数が高く転送速度が高速なUSB3.0がお勧めです。
外付けSSDも高速ですがHDDより高コストなのが難点です。

歌声ライブラリーのインストールパス

歌声ライブラリーはバージョンごとに次の場所にインストールされ、歌手(SINGER)ごとにサブフォルダーが分かれています。
VOCALOID2の場合
C:\Program Files (x86)\VOCALOID2\voicedbdir

VOCALOID3の場合
C:\Program Files (x86)\VOCALOID3\voicedbdir

VOCALOID4の場合
C:\Program Files (x86)\Common Files\VOCALOID4\voicelib

サブフォルダー名はランダムなのか固定なのかは不明ですがその中のファイル名で歌手が分かります。
自分のPCでは
C:\Program Files (x86)\VOCALOID3\voicedbdir\BEKDC85ZLWXHZECF
に MIKU_V3_Original がインストールされていました。
まずはこの歌声ライブラリーをサブフォルダーごと外付けハードディスクに移動します。
ドライブレターがFの外付けHDDに
F:\VOCALOID\BEKDC85ZLWXHZECF
というフォルダーを作ってそこに移動しました。


歌手のインストールパスはレジストリーで変えられる

歌声ライブラリーのインストールパスと歌手(SINGER)はレジストリーに登録されています。
レジストリーの登録内容を修正することでインストールパスの設定を変えることができます。

スタート画面でregeditと入力してレジストリーエディターを起動します。
Windows10の場合はスタートメニューでregeditと入力して下さい。
64bit版Windowsだとレジストリーのキーがありさらにサブキーが分かれてます。

VOCALOID2の場合
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\VOCALOID2\VOICE]

VOCALOID3の場合
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\VOCALOID3\DATABASE\VOICE3]

VOCALOID4の場合
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\VOCALOID4\DATABASE41]

サブフォルダーと同じレジストリーキーに歌手(SINGER)とインストールパスが設定されています。
先ほどのMIKU_V3_Originalなら
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\VOCALOID3\DATABASE\VOICE3\BEKF88N3FWXLTEBD]
の PATH にインストール先のフォルダーが設定されています。

このPATHを外付けHDDのパスに書き換えます。

これで普通に歌ってくれました。

ちなみにレジストリーのパスを間違えるとボカキューやVOCALOID EditorのSINGERに表示されません。
歌声ライブラリーがSINGERから消えた場合はレジストリーの設定をよく確かめて修正してください。


VOCALOID関連ブログ

[VOCALOID4] 巡音ルカV4Xを使ってみました
VOCALOID4に対応したピアプロスタジオを使ってみました
VOCALOD4 Editor for CUBASE (V4版ボカキュー)
VOCALOID Editor for CUBASE(ボカキュー)で何が変わるか?
VOCALOID Deactivation Tool を使ってみました
[VOCALOID] CUBASEで「ぼかりす」(VocaListener)っぽいことをする
初音ミクV3とピアプロスタジオ [VOCALOID][StudioOne]
[VOCALOID] MEIKO V3
[VOCALOID] メグッポイドユーザー用 INTERNET FormantShift VST

CUBASE関連ブログ

CUBASE Pro 8を使ってみました
CUBASE Pro 8 トラブル対策
[CUBASE][StudioOne] 音の遅れ(レイテンシー)の原因を探る
[CUBASE] 「突然音が出なくなった」を解決する
wavファイルの書き出しは要注意 [CUBASE][StudioOne]
[CUBASE] グループチャンネルとFXチャンネルの違いと使い分け
[CUBASE] マキシマイザーで音が小さくなる
[CUBASE] スペクトルモニターの精度
ProTools First のwavファイルはPlaySound関数で再生できるか?

以上、参考になれば幸いです。

1 件のコメント:

  1. コマンドプロンプトから mklink コマンドを使って,シンボリックリンクを作成する方法でも問題なく歌ってくれました。
    ご参考まで。

    例)
    【移動元】C:\Program Files (x86)\VOCALOID3\voicedbdir
    【移動先】D:\linked\VOCALOID3\voicedbdir

    1.移動元→移動先へフォルダを移動する
    2.スタートメニューへ cmd と入力してコマンドプロンプトを管理者として起動
    3.「cd "C:\Program Files (x86)\VOCALOID3"」コマンドを実行してカレントディレクトリをVOCALOID3へ設定
    4.「mklink /D voicedbdir D:\linked\VOCALOID3\voicedbdir」コマンドを実行して,シンボリックリンクを作成。

    C:\Program Files (x86)\VOCALOID3>voicedbdir <<===>> D:\linked\VOCALOID3\voicedbdir のシンボリック リンクが作成されました

    と表示されれば成功です。
    移動先である「D:\linked\VOCALOID3\voicedbdir」を「C:\Program Files (x86)\VOCALOID3\voicedbdir」と等価にOSが扱ってくれるので,レジストリを個別に触らなくていい点でメリットがあるかもしれません。
    (仮に他のソフトでvoicedbdirを参照していたりしても影響がないです。)

    返信削除